盛岡タイムス Web News 2012年4月 17日 (火)

       

■ ジョイスがアークス子会社へ 経営統合契約を締結

     
  アークスの子会社となるジョイス本社  
 
アークスの子会社となるジョイス本社
 
  盛岡市東安庭のジョイス(小苅米秀樹社長)と札幌市のアークス(横山清社長)は16日、経営統合すると発表した。同日、経営統合契約書を締結した。株式交換(アークス1株に対しジョイス0・293株)により9月1日、ジョイスがアークスの完全子会社になる予定。ジョイスの普通株は上場廃止。株式交換は5月29日開催予定のジョイス定期株主総会で承認を得て実施される。

  北海道・北東北の食品スーパーでシェア1位のアークスは昨年10月、八戸市のユニバース(三浦紘一社長)と経営統合しており、今回のジョイスとの統合で、売上高約3800億円の規模となる。食品スーパーで営業収益約4800億円でトップのライフコーポレーション(大阪市、岩崎高治社長)に続き2位で、全国トップレベルになる。

  ジョイスは、青森、秋田、岩手の3県に36店出店しているが、商圏の北東北は今後の人口減少、少子高齢化に加え、店舗間競争の激化が予想さる。さらなる成長と企業価値向上を目指した経営が必要と判断し、アークスとの経営統合を決めた。

  アークスグループのスケールメリットを生かした経営の効率化、投資費用の節減などを見込み、グループの総合力を生かした店舗網の適正化、新規出店開発の強化などを図る。ユニバースとは、互いの独自性を発揮しながら連携して、北東北以南の事業展開を進める予定。

  ジョイスとアークスは今回の経営統合に関して、両社は「統合後は、両者の経営資源や経営手法を融合させる。全体最適の実現とグループシナジーの特大化により、一層競争力を強化させ、従来の展開エリアを越え、広く東日本を視野に入れた流通企業グループの形成を目指す」としている。

  アークスの資本金は200億円で従業員3732人、ジョイスの資本金は10億円で従業員は548人。統合後は、横山社長がジョイスの代表取締役会長、小苅米社長はアークスの取締役執行役員を、それぞれ兼務する。

  玉山哲盛岡商工会議所副会頭は「流通は再編が続き、ある程度の規模にならないと生き残れない状態であり、経営統合は理解できる。規模が大きくなった分、安全、安心にさらに力を入れ、良い商品の供給を続けてもらいたい」と会議所としてのコメントをした。


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