盛岡タイムス Web News 2012年4月 29日 (日)

       

■ 〈南部馬の里〉53 遠藤広隆 素直な馬

     
   
     
  町内で馬を飼っているお宅に、馬を見せてもらいに行ったときのことだった。この日は、冬の天気の良い日で、馬小屋の窓には、強い日が差していた。

  冬場は、放牧されていないので、馬は小屋の中にいた。私が行ったので、飼い主のおじいさんが馬を表に出してくれたが、そのときのことだ。

  馬の方が飼い主のおじいさんよりも背が高い。その馬に羈(おもがい)を付けようとすると、馬の方が頭を下げて、頭をおじいさんに寄せ付けていた。馬の方が、おじいさんが羈を付けやすいようにしている。どのようにすれば、おじいさんが作業しやすくなるか馬も分かっているようだ。性格の素直な馬だと思った。

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