盛岡タイムス Web News 2012年 5月 8日 (火)

       

■ 大型連休大きな入り込み いわてDCヤマ場の実績は

     
  盛岡駅にDCで訪れた観光客を歓迎するそばっちのキャラクター  
  盛岡駅にDCで訪れた観光客を歓迎するそばっちのキャラクター  
  4月から始まったいわてデスティネーションキャンペーンはゴールデンウイーク期間でヤマ場を迎えた。キャンペーンを主に推進するJR東日本は期間中の旅客実績から、県内に大きな入り込みがあったと見ている。連休後半は悪天候に見舞われ、思うように客足が伸びなかったスポットも。県が見込む延べ800万人、200万泊の達成には、観光や外食の業界を中心にあと一歩の工夫が求められている。

 今年の大型連休は、盛岡市内のホテルや小売店、商店街など、例年並みの活気をほぼ取り戻した様子。

  菜園のホテルロイヤル盛岡の村上振一朗社長は「今年はほぼ例年並みの状況に戻った。昨年は復興のため県外のビジネスマンの宿泊がほとんどだった。今年は家族連れが中心となり、特に後半の4日間に集中した。当ホテル周辺で土産品を買う客もいた。26日の六魂祭の日の予約はいっぱい」と話していた。

  大通のホテル東日本盛岡では、ツアー客の宿泊も目立った。同ホテル宿泊部の阿部久善課長は「札幌、東京、横浜などから花見ツアーの客が泊まった。3、4人の家族連れの客も多く、連休中は満室。連泊する客も10%ほどおり、活況時の連休の状態。次は六魂祭。26日は満室だが、25日、27日はまだ空室がある。六魂祭に向けた準備に取り掛かりたい」と次の展開に向けて動き出している。

  盛岡駅前通のフェザンでは各種イベントを展開し集客を図った。小原能和店長は「通常の客に加え花見などの観光客が来店し、まずまずの動き。いわてDC効果も出ており、土産館は5、6日、活況だった。天気もだいぶ落ち着きDCの目玉の一つの六魂祭が控える。おもてなしも含め頑張りたい」と気合いを入れる。

  連休中、材木町よ市は4月28日、5日と2回開かれた。同市材木町商店街振興組合の中山幹夫事務局長は「2日とも、いつものようににぎわった。明らかに観光客と分かる人も多く、よ市を楽しんでいた。5月、六魂祭などの大型のイベントがあり、組合で何かイベントを計画」という。

  大通のさわや書店の赤澤桂一郎社長は「盛岡駅、大通などをぶらぶら歩く観光客が多く、当店にも立ち寄った。地元の観光や食べ歩きガイドブックなどが出た。被災地の写真集も出る」と話していた。

  盛岡市中ノ橋通1丁目の東家の馬場暁彦社長は「例年よりは忙しかったが、DCではもっと猛烈な忙しさを予想していた。そこまでは行かなかったという感がある。天気にやられた面もある」と話す。
DCキャンペーンには、わんこそばのキャラクター「そばっち」が使われているため、今後の効果に期待する。

  雫石町の小岩井農場まきば園の高山勉氏は「4月は好調だったが、5月は雨がたたって2日間ずっと降っていた。天候が回復するとどっと繰り出したので、皆さん待っていたのだと思った。どのお客さんがDCで来ているのかは分からないが、行楽地の情報は仕入れて来ていると感じた。ただ平泉のようには行かず、見ただけではDCの影響ははっきりしない」と話した。

  JR東日本盛岡支社の渡邊佳隆いわてDC推進室長は「2010年には大きなコンベンションがあり入り込みが増えていたが、それと比べてもDC効果が表れている。天候が悪い割にはキャンペーン効果で前々年より上向く効果が出ている」と話す。

  同支社の増山弘治輸送課長は「高速道は減っていると聞いているので、高速道を利用されず、鉄道利用していただけたと思っている」と話し、高速無料化の終了も、鉄道主軸のDCを後押ししたとみている。  


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