盛岡タイムス Web News 2012年 5月 9日 (水)

       

■ 〈食べられる草木の花版画集〉5 八重樫光行 イタドリ

     
   
     

 イタドリを大量に採って食する人は秋田の方たちと岩手では西和賀の方たちが多いようだ。イタドリはシュウ酸が多く含まれていることを知ってもらいたい。サク、ギシギシも含んでいる。

 山菜が体に良い、うまいからとサク、イタドリを多量に食することは避けたい。シュウ酸はカルシウムと強力に結びつくので人間の骨歯から強力にカルシウムを吸い取る作用があるので、虫歯、骨損傷の原因になり、子ども、年配の方は食べない方が良い。小魚などと食べ合わせると良いと思うが、私はイタドリ、サクは採らないし食べない。

 上杉鷹山公の「かてもの」という山菜を編纂(さん)した本があるが、宝暦の度重なる飢饉(ききん)に際し、飢えをしのぐ代用になる山菜の本が、東北の人々を救済しただけでなく「これは、女性が多く食すると血のみちに悪し……」。ワラビは妊婦、産後に悪いが、ゼンマイは良いとされている。ゼンマイは鉄分が多いからであろうか。

 昔から「腹ぼてになったら、ゼンマイ食わせろ」と田舎では言われていた。


 

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