盛岡タイムス Web News 2012年 5月 11日 (金)

       

■ 〈大連通信〉8 南部駒蔵 身分証明書

 18歳以上の中国人は皆、カード式の身分証明書を持っている。この身分証明書は戸籍抄本とお金、写真を持って警察に行って発行してもらう。

  身分証明書カードには写真入りでその人に関する情報が記載されている。まず自分の所属する民族である。中国には漢族のほかに55の少数民族がある。 (56の民族のうち、漢族が96lを占める)。民族の異なる男女が結婚した場合、その子どもは父親の民族名として登録される。そこには行政区の番号、生年月日などが数字で順に並べられている。それが公民身分番号で中国人はみな、自分の番号を暗記している。ちなみにK君は18桁に及ぶ公民権番号となっている。

  カードは10年で更新するが、もちろんその番号は変わらない。大学の入学試験を受ける時の申し込みに、全国共通の大学入試の自分の成績を問い合わせる時にも使う。銀行やホテルで使い、デパートのVIPになる時などこの身分証明書が必要となる。インターネットバーは子どもが入れないから大人の証しとして提示が必要となる。

  面白いのは列車の予約、飛行機のチケットを購入する時も必要だということである。

  列車のチケットを予約購入するのに使うなど煩わしいと思われるが、過去において、チケットをたくさん買い占めてそれを売りつける犯罪があって、身分証明書はその防止になっているという。列車のチケットをたくさん買ってそれを売る商売など日本では聞いたことがない。銀行の換金男といい、チケットの買占め男(男かどうかわからないが、多分男だろう)といい、中国では奇妙な商売がある。

  中国人 皆持つ身分証明書 民族名も記されてあり
  (元岩手医大教授)

 

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