盛岡タイムス Web News 2012年 5月 20日 (日)

       

■ 盛岡市が70歳以上におでかけパス 公共交通で街歩き

 盛岡市は市内の70歳以上が対象のバスとIGRいわて銀河鉄道を利用した中心市街地活性化策「おでかけパス」事業を6月1日から本実施する。バスは5250円で最長6カ月間、自宅近くのバス停から中心市街地エリア間が乗り放題。IGRは盛岡駅―渋民・好摩駅を最長1年間、1回につき約3割引きで乗車できる。ともに利用開始へ申請を受け付け中。

 事業は2010年度から2年間試行。中心市街地の協賛店でパスを提示すると、川徳ではカワトクカードが10ポイント加算されるなど、指定商品の割引きなどで優遇される。

 バスの「まちなか・おでかけパス」については、自宅近くのバス停から指定の中心市街地エリアまたは市立病院までの区間が適用範囲。途中乗降でき、エリア内の乗降も自由。循環バス「でんでんむし」も利用できる。

 希望者は申込書と本人写真(自己負担)、住所や名前、年齢を確認できる公的証明書を持参して申請。写真貼付されたパスが発行される。利用は前期が6月1日から11月末まで、後期が12月1日から来年5月末まで。

 前期の申請は10月末まで。6月1日の利用開始前に購入すれば6カ月間利用できる。後期は11月12日から来年4月末まで。

 10年度試行当初、自宅から中心市街地を乗り越して降車、または帰宅の際に自宅を通り過ぎて降りると、パスが適用されず、運賃全額が自己負担だった。11年度からは実態を踏まえ、乗り越した分は一度降車したとみなされ、エリア外の普通運賃分のみが別途自己負担に改善された。

 IGR「玉山区列車でおでかけきっぷ」は、渋民駅か好摩駅で購入証を示すと、渋民〜盛岡間500円が350円で、好摩〜盛岡間630円が450円で乗車できる。

 申請により購入証の発行(発行手数料500円)を受けると、来年5月末まで割引きされる。切符は乗車前に購入。盛岡駅では購入できないため往復で利用の場合は盛岡発の分も事前購入する。申請の方法、持参するものはバスと同様。

 市は今年度当初予算で事業費4473万円(一部国補助金)を計上。バス事業者へ申請1人ごとに5千円、最大4150万円を補助。11年度後期は3708枚を発行した。市は1期当たり5千枚を目標に掲げる。IGRへは正規運賃との差額30%、最大150万円を補助する。

 古山裕康市建設部次長は「制約はあるが利用にはお得なパスと切符になっている。次年度以降も継続したいと考えている」と、利用を呼び掛けている。

 バスの申請は盛岡駅前バス案内所や盛岡バスセンター、松園バスターミナル、県交通、県北バス、JRバス東北、大通・肴町・材木町各商店街事務局で。

 問い合わせは市建設部交通政策課(電話651―4111内線2763)へ。

 


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