盛岡タイムス Web News 2012年 5月 20日 (日)

       

■ 〈写真集南部馬の里〉56 遠藤広隆 種まき坊主

     
   
     

 5月の牧野は、新緑がきれいだ。牧草も新鮮で輝いている。その草を馬たちは食べている。里は、とっくに春を過ぎているが、岩手山には、まだ大量の雪が残っている。毎年、山の雪解けの模様は同じような形になる。

 以前、私の家にあった「西根町史」の本を見ていたら、この時期の岩手山の残雪の模様が、人が頭を下げて丸くなっているように見える。この模様のことを「種まき坊主」と言って、この時期が稲の種をまくのに適した時期だ。昔の人は、これを種まき時期の目安にしていた。と書いてあった。私は、小さい頃から人の形のようだと思って見ていたが、地元の人が「種まき坊主」などと言っているのを私は聞いたことがない。馬たちにとっては何の形に感じるのだろうか。

 


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