盛岡タイムス Web News 2012年 5月 30日 (水)

       

■  4月の県内有効求人倍率0・95倍 年間で2倍以上伸び17年ぶり高水準

 岩手労働局は29日、4月の県内の有効求人倍率を発表した。昨年4月から12カ月連続で改善し、0・95倍となった。有効求人倍率は昨年4月の0・42倍を底に、1年間で2倍以上の伸びを示した。4月の倍率は1994年11月以来17年半ぶりの高さ。全国での順位は過去最高の12位に上がった。震災復興を背景に有効求人数が増加し、有効求職者数が減少したことによる。

 4月の有効求人数は3万385人で前月比4・9%増、有効求職者数は3万2069人で同10・4%減となり、有効求人倍率は前月を0・14ポイント上回る0・95倍となった。有効求人数は過去最高、新規求人数は1万2664人。前月比10・2%増加し、過去2番目の水準となった。

  新規求人数を分野別に見ると宿泊業、飲食サービス業は124%増で、個人消費の回復、事業再開、震災復興需要などによる。サービス業は􏈫%増で、労働者派遣業、警備業、緊急雇用創出事業関連などの求人による。

  卸売・小売業は58・4%増で、個人消費の回復、事業再開、震災復興関連需要などによる。運輸業・郵便業は50・9%増で、復興に伴い製造業の持ち直しにより、倉庫や輸送が活発化した。製造業は30・2%、建設業は21 ・2%といずれも復興需要を背景に増加した。

  前年度の有効求人倍率の推移を見ると、昨年4月の0・42倍から7月は0・56倍の大台に乗り、10月は0・63倍、今年1月は0・75倍で全国倍率の0・73倍を抜いた。2月、3月とも全国の倍率を上回り、4月は全国を0・16ポイント上回った。

  4月は例年、求人が減少して求職者が増加するが、今年は復興需要を背景に求人が増加し、求職者が減少した。同局の矢野誇須樹職業安定部長は「4月に5000人の就職を計上したのはバブル期以来。かなり就職は伸びているが、岩手は正社員求人が低く厳しい労働市場となっている状況がある」と述べ、沿岸部では求人求職のマッチングも課題になっている。


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