盛岡タイムス Web News 2012年 6月 21日 (木)

       

■ 生出(玉山区下田)にメガソーラー誘致 盛岡市来年3月発電へ事業者公募

     
   メガソーラー事業地として今後事業者が公募される用地(東側から撮影。写真奥中央にユートランド姫神の建物がある)  
   メガソーラー事業地として今後事業者が公募される用地(東側から撮影。写真奥中央にユートランド姫神の建物がある)
 

 盛岡市は、玉山区下田字生出のユートランド姫神隣接の市有地約3・8fに、再生可能エネルギーの一つメガソーラー(大規模太陽光)発電所を誘致する。今月から事業者を公募。10月に着工し、来年3月の発電事業開始を目指す。既に複数の事業者から引き合いがあるという。生出湧水やチップボイラーを導入したユートランドなどと合わせ、一帯を温室効果ガス削減の啓発や環境教育の拠点とする考え。

  場所はユートランドに接する東側で、沿道にシラカバのあるエリア。玉山村時代にアサヒビール試験地として利用され、その後岩手ファームが取得。同社が市に寄付した土地も含まれている。

  発電所は、市が事業用地として事業者に貸し付け。事業者はメガソーラー発電(最大出力1千`h以上)の施設を全体の約半分の面積に設置、運営。国の定めた「再生エネルギー固定価格買い取り制度」により1`h時当たり42円を東北電力に売電して収入源とし、事業運営する。

  想定される事業規模は最大出力が約1900`h。年間発電量は約209万`h時で、約570世帯の電力が賄えるという。

  事業者選定は公募型プロポーザルを採用。企画内容や資金調達、設計、管理運営について企画提案を受け、最優秀提案者と市が契約を結ぶ。予定では今月下旬から7月下旬に提案を募集。8月中に選定審査、9月中旬に契約締結する。

  応募要件には▽太陽光発電の普及啓発や環境学習施策への寄与▽設備周辺の安全性・周辺環境との調和に配慮した設計▽外部発注可能な工事・業務は地元発注する▽発電事業終了後は事業者負担で設備を撤去する―などが盛り込まれる。

  選定された事業者は市から用地を有償(財産価格の5%)で上限20年間借り受ける。固定資産税も納付する。
内容は20日の玉山区地域協議会で市環境部環境企画課が委員に説明。同課は周辺の環境、特産品などを取り扱うユートランドの食を通じたエコなども一体的にアピールしたい考えを示した。

  委員からは▽子どもの環境学習のため風力、水力、家畜を活用したメタンガスの各発電整備▽発電施設・設備はコンクリート基礎などを含め高さ3bになるため、姫神山や施設を展望できる高台の整備▽地元と事業者との公害防止協定の締結―を要望した。



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