盛岡タイムス Web News 2012年 6月 24日 (日)

       

■ 東北新幹線 盛岡駅で開業30周年

     
  多勢の鉄道ファンに迎えられた200系による開業30周年記念号  
 
多勢の鉄道ファンに迎えられた200系による開業30周年記念号
 

 東北新幹線は23日、1982年の開業から30年を迎えた。大宮駅から盛岡駅までの沿線各駅では記念行事が行われ、開業当時の200系車両による記念列車が運行した。東北新幹線は2010年に新青森まで全通し、東北地方の大動脈として発展。昨年は東日本大震災津波の被害により一部が長期間の不通を強いられたが、再開後は復興の原動力として役割を増している。整備新幹線計画により、将来は北海道に向けてレールが伸びる。

  大宮―盛岡間に開業時に運用された200系新幹線(10両編成)を使用した「やまびこ235号・東北新幹線大宮開業30周年記念号」は大宮を午前9時9分に発車し、盛岡に午後0時2分到着した。

  白い車体に窓周りが緑のカラーで、先頭車に30周年記念のロゴを付けた。ホーム上は一目見ようとする人たちで黒山の人だかりとなった。滝沢村から親子で見学に来た男性は「懐かしいですね。進学や就職のとき乗ったものです」と話していた。

  現存する200系はリニューアルが施工されており、運転台のフロントガラス形状が原型から改造されているが往時の雰囲気は十分。現在は上越新幹線のみで運用されている。登場時は12両編成でグリーン車1両、立食形式の軽食堂車ビュフェも連結していた。

  積雪地帯を運行するため床下機器を雪から守るため車体全体で覆ったボディーマウント構造が採用され雪に強い設計。速達タイプの「スーパーやまびこ」には2階建て車両2両(グリーン車、グリーン個室、持ち帰り式の供食設備カフェテリア)を組み込んだ16両編成もあった。

  開業30周年記念式典は午前10時半から盛岡駅前滝の広場で開かれた。駅関係者らによりテープカットやくす玉開花が行われ、華やかなムードで東北新幹線開業30周年を祝った。

  JR東日本盛岡支社の福田泰司支社長は「東北新幹線はおかげさまで30周年を迎えた。改めて感謝を申し上げる。これからも地域の皆様に愛される新幹線として、安全で快適なサービスを提供する」とあいさつした。

  同日は盛岡駅の1日駅長に、大槌町在住の中学2年生、臼澤みさきさんが任命された。7月25日にプロ歌手としてデビューする臼澤さんは、佐藤年男駅長と同じ白い制服に身を包み、駅利用者を笑顔で迎えた。

  盛岡に新幹線が開通した1982年7月に岩手県に着任した佐藤駅長は「東北新幹線は30年の間に、なくてはならない大きな存在に成長させていただいた。先の10年も新幹線の果たす役割は大きい。さらに貢献できるよう走り続けてほしい」と話していた。


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