盛岡タイムス Web News 2012年 6月 29日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉103 草野悟 巨大ナメタと姿造り

     
   
     
  このナメタカレイ、55aあります。巨大です。ま、大したことはありません。小さいほうです。ははははは。(謙そんし過ぎ)

  普代の海で釣り上げました。正月なら3`、5万円と船頭も言ってましたが、そんな価値は別としまして、わたくし、この日の午後、東京からスタッフが集まって会議でしたので、午前中の時間を利用して「海底調査」を行ってきた次第です。

  この東京のスタッフに、ナメタカレイの刺身を味わっていただきました。ナメタは煮つけと相場が決まっており、刺身にするなんてほとんどありません。あえて常識を覆しての挑戦です。優に15人前はあるかという代物です。

  東京の企画のプロ、福ちゃんが「う、うめえ」とヤギのような声。建築の専門家、曽我部教授は「す、すごい、絶品、参った」と箸を止めません。弾力と甘みと新鮮さと三拍子もそろい、ましてわたくしめが釣ったというプレミア付きですから、もう天国の味以外ありません。ま、誰でも釣れるってもんじゃありませんので(自慢)、この日のスタッフは実にラッキーなのです。

  さらに、5人前ほど残し、それを得意の漬けにしました。浜千鳥1合、しょうゆ1合、しょうが山盛りでタレを作り、そこへ豪快にぶち込みます。ほかに釣った小さなアイナメ(たった40a)の刺身も入れます。
     
   
     

  酒宴も進み、そろそろご飯となったころ、この豪快な漬けをご飯に乗せてかっ込みました。全員無言で奪い合いです。どんぶりの底から、「まだ残っている」と言って必死に探すスタッフたち。さらに、そこへ熱々のほうじ茶を注ぎ、「世紀のナメタ漬け茶漬け」、これには参りました。半熟の白身に漬けの風味が重なり、太平洋の潮風がアクセントとなり、なんとも言えない美味地獄です。

  実にすばらしい仕事の一日でした。(岩手県中核観光コーディネーター)

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