盛岡タイムス Web News 2012年 7月 1日 (日)

       

■ 〈南部馬の里〉62 遠藤広隆 「ひとりじめ」

     
   
     
  車で荒川牧場に上がって行くと、ゲートのすぐ近くで小さい馬が柵の外にいた。
  これは馬が逃げようとしている、と思い下の監視小屋に早く行って連絡したほうが良いなと思ったが、柵の外に出ている馬はそこからあまり離れようとしているわけではなかったので少し様子を見ることにした。

  柵の外にいる小さな馬は、そのへんに生えている草を食べている。気がすむまで食べ終わると、小さな馬は柵の鉄パイプをくぐってまた中に戻って行ってしまった。

  普通の馬だと無理だが、この小さい馬は頭を少し下げると柵をくぐって外に出れる高さになっている。普通の馬では食べることのできない所に生えている草をいつもひとりじめしていることだろう。

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