盛岡タイムス Web News 2012年 7月 2日 (月)

       

■ 小沢氏が重大な決意 帰県して達増知事らに伝える

     
  県庁で記者団の質問に答える民主党の小沢一郎元代表(左)と達増知事  
  県庁で記者団の質問に答える民主党の小沢一郎元代表(左)と達増知事
 
  民主党元代表の小沢一郎氏が1日、県内入りし、盛岡市内で達増知事と懇談した。消費税増税法案などを巡る民主党の動きに対して、小沢氏は2日に離党を含めた最終の決断をする意向を表し、政権交代時の政策に立ち戻る考えを強調した。小沢氏は菊池長右エ門県連代表代行ら県連幹部とも懇談。報道陣に囲まれた菊池代行は、硬い表情で、小沢氏とともに政局的に難しい判断を迫られていることをうかがわせた。民主党が分裂すれば、県政界に波乱は必至。県選出国会議員や県議団の動きが注目される。

  小沢一郎元代表は1日午後、県庁を訪れ、達増知事と会談した。小沢氏は会談後の記者会見で「我々の主張を実現するためには、どうすべきかという判断を明日は遅くともしなければならない」と述べ、最終判断への理解と協力を、知事に求めたことを明らかにした。離党に対しては県内でも慎重な意見があり、あらかじめ結束を促す狙いがあったとみられる。

  会談は非公開で行われ、約30分の話し合いの後、小沢氏と知事がそれぞれ会見に応じた。小沢氏は政権交代時に掲げた理念を強調し、「増税だけを遮二無二強行しようとしていることは国民への背信行為」と党執行部の姿勢を批判。「我々としては政治主導を実現し、国民の生活が第一という理念、スローガンを掲げ続けて、そういう政治を実現することに力を尽くす」と述べた。知事に対しても「今後も協力してもらいたいし、一緒にそういう政治を実現していこうと話した」と説明した。

  「特に我が県は被災県。復興も国民の生活が第一という考え方に基づいて政治行政を行わないと成果は上げられない。震災の復興を実現しながら、日本の復興を図っていこうと考えている」と述べた。

  達増知事は「マニフェスト選挙を否定するようなことが起きていることを憂いていた。(政権交代時に目指した)政治を引き続き実現するために頑張るという趣旨を伺い心強く思う」と小沢氏の考えに同調。

  小沢氏の「最終判断」に従って行動を共にするか、という記者団の質問に対しては「行動を共にするというより、改革の政治を国民と確認しながら、支持を得て進めていくということを今までもやってきた。これからも一緒にやっていこうということ」と答えた。

  小沢氏が離党、新党結成に至った場合の身の振り方については「輿石幹事長をはじめ、心ある方々が何とか民主党の形で、あるべき政治を進めていこうと奔走してる。その動きを見守りたい」と述べるにとどめた。

  県議会の民主党会派が、小沢氏の判断によっては分裂する可能性もある、との指摘に対しては「民意と共に歩み、日本を良くしようと一緒にやってきた皆さん。引き続き一緒にやっていくのではないかと期待している」と述べた。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします