盛岡タイムス Web News 2012年 7月 10日 (火)

       

■ 達増知事、民主離党を明言 小沢新党に合流へ 県議会他会派が一斉反発

 達増知事は9日、民主党を離党し、小沢一郎氏が立ち上げる新党に参加する意向を表明した。これまでも小沢氏と行動を共にすると話してきたが、新党参加を明言したのは初めて。県議会の民主党以外の会派は一斉に反発し、民主党残留を決めた議員からも「今後のことは注意深く見守るのが賢明ではなかったのか」などと疑問視する声が漏れた。

 達増知事は同日午前の記者会見で「はっきり何らかの形で参加すると明言したい。今週中にも離党する手続きを取りたい」と新党参加を表明。政治家個人としては自由に活動し、小沢氏とも同一歩調を取るとしてきたが、さらに踏み込んだ考えを示した。

  「今後、衆院選、参院選もある。任期途中で辞めて(出馬)ということもあるか」との質問に対しては「知事である政治家個人としての関わり方以外の関わり方は頭の中にない」と回答。「今までも岩手は改革の政治の最前線。その流れの中で政権交代も引き起こしてきた。そういう流れを岩手の中で強めていく。政権交代をやり直そうというところに、何らかの形で微力を尽くしていきたい」と話した。

  知事の判断に対し、民主党残留を決めた渡辺幸貫氏は「国会は自公民で消費税をめぐる一つの判断がある。今後については注意深く見守るのが賢明ではないか。国と一体となって県民の思いを成し遂げてもらいたいが」と複雑な表情。

  離党し小沢新党に参加するとみられている、民主党県連幹事長の佐々木順一氏は「信念に基づいて自らの取り組みを明確にした。政権交代をもう一度やり直そうという思いが根底にあると思う」と評価した。

  民主党残留を表明している佐々木博県議会議長は「本県の最大の課題は復旧復興。知事の支持する党が変わったとしても、議会として結束して臨んでいかなければいけない」と話した。

  他会派側は一党に肩入れする知事の政治姿勢に反発。自民党県連幹事長の千葉伝氏は「どこを見て仕事をしているのか。県民のためになるのか」、地域政党いわて代表の飯沢匡氏も「喫緊の課題は震災復興。政党に対しては全方位で協力を求めるよう発信することが県民の利益にかなう正道。全く理解しがたい」と批判した。

 

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