盛岡タイムス Web News 2012年 7月 13日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉106「マイズッキーニで夏を」草野悟

     
   
     

 ちょっと風変わりな形のてんぷらです。わが家のベランダで栽培しているズッキーニの花がいっぱい出てきたので間引きしました。花まで一緒に揚げました。幼いゴーヤは柔らかく、花弁の甘さは自然の恵み。口いっぱいにみずみずしい香りと一緒にジューシーさが広がります。

  大事に1本を口に運び、ビールをグビグビと流し込みます。鏡こそ見ませんが、きっと独りよがりのうれしそうな顔をしているはずです。素人にしておくのはもったいないてんぷらの揚げ方に、「すごすぎる」と自分を褒めてしまいます。

  昨年は、仮設住宅でも日差し除けのゴーヤでグリーンのカーテンづくりがはやりました。当然わたくしも挑戦し、4、5本の収穫がありました。今年は趣を変えてズッキーニに挑みました。

  素人とは浅はかなもので、芽が伸び黄色の花が咲くと、気持ちも高揚し、早く伸びろ、伸びろと手を合わせますが、一向に葉が上にいきません。それどころか、大きな葉が横にたくさん出てきます。

  「な、なんじゃこりゃあ」とインターネットで調べましたら、ズッキーニはつる性じゃなく、カボチャみたいに這いずり回るものとわかりました。

  「そうか、ズッキーニではグリーンカーテンはできないんだ」と小学生以下の思考能力に大反省です。きっと今年は再び「セツデン」がテーマになるんだと思いますが、汗びっしょりで過ごすことになりそうです。それでもこの収穫です。

  こうなったら大きくしたズッキーニで冷風料理をつくり、暑気払いとしゃれ込みます。きっと汗だくです。まちがいない。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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