盛岡タイムス Web News 2012年 7月 24日 (火)

       

■ 御所湖に不法投棄が増加 清流を守る会8年ぶりに巡視再開

     
   猿田橋付近でパトロール中に見つかった不法投棄のアナログテレビ(21日)  
   猿田橋付近でパトロール中に見つかった不法投棄のアナログテレビ(21日)
 

 盛岡市の奥座敷・繋温泉のある御所湖周辺にごみの不法投棄が急増している。家電製品など大型のものが増え、4月の地上デジタル放送開始によりアナログテレビの投棄が目立つ。御所湖の清流を守る会(高橋金兵衛会長)は構成団体関係者の巡視を2004年以来再開し、監視強化を図った。21日に実施した結果、実際にテレビなどの投棄を確認した。

  同日は構成団体の国、県、市や企業団体、雫石町など27団体から65人が参加。4班編成で不法投棄の状況を巡視し、一部ごみも回収した。県道盛岡鶯宿温泉線の猿田橋付近では、道路のすぐ脇に不法投棄が確認された。市と県警の警告看板の真下にアナログテレビが置かれていた。

  守る会では6月3日に一斉清掃を行っており、一定量のごみを回収した。2カ月足らずで再び不法投棄が繰り返されたことになる。高橋会長は「草木の成長で隠れるのをいいことにごみが捨てられ、いたちごっこの状態」と指摘する。

  さらに道路から離れて奥へ進むと草むらに電子レンジもあった。市中心部方面にある駐車場脇の急斜面には布団の綿や空き缶などがまとめて捨てられていた。参加者が引き上げて回収した。釣り用のゴム長靴や衣類なども散乱していた。

  同会事務局の北上川ダム統合管理事務所の佐藤和也管理第3課長によると、大型のごみの不法投棄は鶯宿温泉線の南、車両が乗り入れできる人目につかない場所に多い。

  高橋会長は「廃棄物処理法では5年以下の懲役または1千万円以下の罰金と立派な犯罪。御所湖の環境と清流を守っていきたい」と参加者に協力を呼び掛けていた。「地形を知っていると奥の沢まで捨てる。山菜採りや釣りをする方たちが不法投棄をしていないと信じたい」とも話した。

  巡視参加者は外部からの心ないごみの持ち込みに対し、景観、清流の保全へ誓いを新たにした。同会は10月の秋の統一清掃後、11月中旬にも巡視を予定している。


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