盛岡タイムス Web News 2012年 8月  2日 (木)

       

■ 盛岡さんさ 復興の祈り舞に込め

     
  1日無事開幕した第35回盛岡さんさ踊りで中央通を埋めつくした群舞  
  1日無事開幕した第35回盛岡さんさ踊りで中央通を埋めつくした群舞
 
  東北の夏祭りを代表する第35回盛岡さんさ踊り(同踊り実行委員会会長=谷藤裕明盛岡市長)が1日開幕した。主会場の盛岡市中央通では午後6時、2012年ミスさんさ、さんさ太鼓連を先頭にパレードがスタート。華やかな踊りが披露され、真夏の夜空にはギネス記録を達成した太鼓の音が響き渡った。

  今年は、過去最高の245団体が参加。4日間で約3万4千人が太鼓や踊り、笛などで登場し、盛岡の夏まつりを熱く盛り上げる。昨年同様に、被災地の復興支援と郷土の復興を願う人の思いを結集、「来て、観て、魅せられ、加わるさんさ」をタイトルに、観客参加型の祭りとしてアピールする。念仏剣舞(大船渡)、夏屋鹿踊保存会(宮古)、錦町虎舞(釜石)、ナニャドラヤ(洋野)など沿岸5団体の競演も行われる。パレードに先駆け、午後1時からはJR東日本盛岡駅の東西では伝統さんさ踊りの競演会も行われた。マリオスと滝の広場には、市民や観光客らが多数詰めかけた。

  マリオスの舞台では、乙部さんさ踊り保存会、三本柳さんさ踊り保存会、白沢さんさ踊り保存会、庄ケ畑郷土芸能振興会などが登場し、各地に伝わる民俗衣装をまとい、エネルギッシュな踊りを見せつけた。大分市から観光で来た佐伯章さん(63)は、「学生時代の仲間3人で来た。動きと華麗さがあり、素晴らしい」と拍手していた。

  この日も猛暑。盛岡市中央通の沿道には、午後3時ころから、市民や観光客らが詰めかけ、早くも陣取り。同5時には、前列がほぼ埋まった状態。3年連続で、県庁前に陣取った花巻市の菊池範子さん(61)は、「夏の恒例の楽しみになった。きょうは、83歳の祖母も連れてきた」と開幕待ち。

  県庁前では同5時過ぎから、復興支援のため職員派遣している秋田県、東京都、鹿児島県などのご当地キャラクターとの写真撮影会も開かれた。

  同6時開幕。ミスさんさ5人は各地への派遣の疲れも見せずに、華麗な演舞を披露し、沿道から大きな拍手が送られた。ミスの阿部早織さんは、「とてもエキサイティング」と楽しんだ。

  初日の第1集団では、25周年を迎えたちびっこさんさが登場。180人のちびっこがオレンジ色の浴衣で元気に踊った。被災地から盛岡市に来た避難者らも、盛岡青年会議所のチームに加わった。

  谷藤会長は「この4日間、元気と笑顔で頑張りたい」と気合十分。同会委員長の元持勝利盛岡工会議所会頭は「元気を発信し、復興へつなげるような祭りに」と力を込めた。



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