盛岡タイムス Web News 2012年 8月  5日 (日)

       

■ 〈南部馬の里〉67 遠藤広隆 枯れ木と馬

     
   
     
   牧野の中に木が立っている。その木は、馬たちの寄り合い場のようになっているときもある。うっすらと掛かったガスの中で馬は草を食べている。その中で、この枯れ木の枝の伸びかたは異様な雰囲気にも思える。

  馬が体がかゆいとき、木にこすりつけているときがよくある。木は、幹の周りの皮が一周むけてしまうと木は死んでしまうそうだ。きっと少しずつ皮がむけていき、木は枯れてしまったのだろう。毎年、夏場は馬が放牧され、冬場は馬はいない状態なので、はがれた所がそのときに少しは回復するのかもしれないが、馬がこする方が強いということだろう。木は、毎年それで苦しんでいることだろう。

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