盛岡タイムス Web News 2012年 8月  8日 (水)

       

■  なでしこ初のメダル確定 岩清水選手堅守光る 出身の滝沢村応援会五輪一番の興奮

     
  日本の決勝進出とメダル獲得が決まり喜ぶ会場の応援団  
  日本の決勝進出とメダル獲得が決まり喜ぶ会場の応援団
 
  ロンドン五輪のサッカー女子日本代表の準決勝が7日未明に行われた。日本はフランスに2―1で勝利を収め、銀メダル以上が確定。五輪史上初めてのメダル獲得が決まった。フル出場のDF岩清水梓選手はフランスの猛攻に堅守の要として活躍。岩清水選手の出身地、滝沢村では予選リーグから続くなでしこジャパン岩清水梓選手応援団(三浦壮六応援団長)主催の応援会を村公民館ホールで開催。日本の決勝進出を懸けた戦いにこれまでで最も多い、約70人の住民が声援を送った。

  序盤は日本がボール支配率で勝るもののなかなかゴールが奪えず、こう着状態が続いた。日本は前半32分にセットプレーからFW大儀見選手が先制点を奪う。待望のゴールに応援の声も再び勢いづき、「イケイケ日本」「頑張れ梓」の声援が会場に響いた。後半4分にはMF阪口選手がヘディングシュートで追加点を奪い、フランスを突き放した。

  ここから、フランスの猛攻にさらされた日本。何度も自陣ゴール前に攻め込まれる展開に、応援団からはピンチを脱するたびに「おー」と安堵(あんど)の声が漏れた。後半31分にはついにフランスに1点を返され、なおもPKで同点の危機も迎えた。相手のシュートが枠を外れ、同点は免れたものの最後まで気が抜けない試合が続いた。
     
  岩清水梓選手  
 
岩清水梓選手
 

  試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、日本の決勝進出が確定するとともに、サッカー女子日本代表では五輪初のメダル獲得が決まった。試合会場では、万歳三唱が行われ、隣の席の人と手を握手して日本の勝利を喜び合う姿も見られた。

  岩清水選手の祖父、岩清水奨さんは「冷や冷やした。1点入れられて、とても座っていられるような気持ちではなかった。本当に良くみんな頑張った。どちらの色になるか分からないが、なるべくなら金になってほしい。もう一度原点に戻って自分のポジションをしっかりやると自ずと勝ちはくるはず」、祖母の絹子さんは「決勝に行けるようにここで踏ん張ってくれという気持ちで応援した。梓にはお疲れさま、もう1試合頑張ってと声を掛けたい」と話した。

  三浦応援団長(69)は「今回が一番緊張した。半面、見応えのある、まさになでしこジャパンの本領を発揮した試合だった。だいぶ疲れてきたが、最後まで頑張って応援する。メダルも確定し、目指すは金だけ。最善を尽くしてほしい」と決勝までの道のりを振り返った。

  地元出身の岩清水選手には「今まで激しいプレーをしたが、けがをしないで、日頃の訓練が実を結んでいる。次がロンドン五輪では最後の試合になるので、要として頑張ってほしい」とエールを送った。

  同応援団ではアメリカとの決勝がある10日も午前3時45分から同公民館ホールで応援会を開催する。




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