盛岡タイムス Web News 2012年 9月 13日 (木)

       

■ 区画整理事業見直し 盛岡市公共施行の道明など3地区 固定資産税軽減も検討

     
  土地区画整理事業が進められている太田地区  
 
土地区画整理事業が進められている太田地区
 

 盛岡市が公共施行する道明地区土地区画整理事業は、進ちょく率が事業費ベースで6・6%、面積ベースで4・6%にとどまっている。2012年度当初予算と同規模の額が確保されても、事業完了は47〜54年も先になる見通し。ほかに公共施行は太田、都南中央第三があり、いずれも早期事業完了に向けた見直しが迫られている。市は年度内に見直しの方向性をまとめたい考え。

  11日の市議会一般質問で鈴木努氏(共産)が取り上げた。道明の区画整理は盛南開発地区南の面積70・6f。都市計画決定上は総事業費172億9千万円と見込み、施行期間は2020年度までとなっている。

  鈴木氏は「道明は農地が多く、計画が先送りされれば固定資産税の軽減措置を求める声もある。見直しか、このまま進めるか。それぞれ進ちょく率が違う。住む人の意見がきちんと反映され、実効性のあるものにしてほしい」と訴えた。

  太田は77・2fで249億円を見込み、施行期間13年度までとなっているが、進ちょく率は事業費ベース52・7%、面積ベース42%。都南中央第三は44fで総事業費109億円を見込む、19年度までとなっているが、事業費26・3%、面積17・7%。実際の事業完了はそれぞれ11〜13年かかる見通し。

  市都市整備部は現在、区画整理の今後のあり方などに関して地元住民らと意見交換会を開いている。

  これまでに出た意見としては、太田で「十数年かかっても現計画通り進める」、都南中央第三で「下水道の早期整備」、道明で「計画見直しを集中的に実施し、それにかかる予算確保を」などがあったという。

  藤島裕久部長は「各地区の意見交換会を継続し、地元の意見を踏まえ、見直し案を提示して課題なども整理する。おおむねのスケジュールも示し、年度内に見直しの方向性を見いだす」と説明。固定資産税の軽減措置については、関係部署と協議していく。

  谷藤裕明市長は「まちづくりについては各地区の特性を生かし、今後意見交換をそれぞれ数回実施する。意見をしっかりと聞き、見直しの方向性を見いだしたい。国などへ要望により事業費確保にも努め、できるだけ早い時期に生活環境の改善を図りたい」と述べた。

 


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