盛岡タイムス Web News 2012年 9月 17日 (月)

       

■ 八幡宮で南部流鏑馬

     
  南部流鏑馬神事で9射中8本を命中させた二の射手奉行、吉田耕大さん  
  南部流鏑馬神事で9射中8本を命中させた二の射手奉行、吉田耕大さん
 

 盛岡八幡宮例大祭を締めくくる南部流鏑馬(やぶさめ)神事が16日、盛岡市八幡町の盛岡八幡宮境内の特設馬場で行われた。同日は休日ということもあり、境内には立すいの余地もないほど人であふれかえった。大勢の観客が見守る中、射手(いて)奉行3人は27射中19本を命中させた。

  南部流鏑馬会の大森康次さん、吉田耕大さん、菊池茂勝さんの3人が、射手奉行として流鏑馬を奉納した。馬場は全長420bで、58bおきに55a四方の杉板の的が据え付けられた。試技や馬場清めなどが終わり、神事特有の静粛な空気の中、本番を迎えた。

  射手奉行は、全力で走る馬の上で矢を弓につがえ、約2・7b離れた的めがけ放つ。乾いた音を立てて矢が的に命中すると、観客から大きな拍手と歓声が沸く。射手奉行の後には、こちらも馬に乗った介添奉行が「よう射たりや」と扇を頭上に高くかかげ、射手の腕前をたたえながら馬場を疾走した。

  二の射手奉行を務めた吉田さん(30)は、9射中8本を命中させた。今回参加した3人の射手奉行の中で最高の成績を収めた吉田さんは「まだ当てることに集中してしまっている。形がずれるなど、的確にできていない」としきりに反省する。観客が来年以降も来てくれるような、いい年にしたいと思いを込め神事に挑んだ吉田さん。「応援は聞こえていたので、何とか応えたかった。自分はまだまだ。これからも精進します」と話していた。

  見物した盛岡商業高弓道部の長澤理紗さん(1年)は「初めて見たが、普通に矢を打つだけでも難しいのに不安定な馬の上で打つのは絶対当たらないと思っていた。憧れる。自分もできるものなら挑戦したい」と感想を語った。


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