盛岡タイムス Web News 2012年 9月 19日 (水)

       

■ PFI手法で16年度まで整備 盛岡中央消防署新庁舎 山岸出張所も同時に

 盛岡市は老朽・狭あい化や消防救急無線デジタル化に対応した盛岡中央消防署(盛岡消防本部)新庁舎と関連する山岸出張所庁舎整備事業について、PFI手法を採用する。概算事業費は市負担分で新庁舎と山岸出張所庁舎整備で約59億5千万円、通信指令施設とデジタル化整備費などを合わせると約78億5千万円となる。花巻市、北上地区、奥州金ヶ崎の3消防本部と共同で指令室の整備・運用を協議しており、実現すればさらに縮減が可能という。

  施設の運用開始は2016年度を予定。10月にも整備事業に関する実施方針を公表。年明けに入札公募し、7月にも落札者が選定される。10月には事業契約を締結し、新庁舎の実施設計が行われる。新庁舎、出張所整備のほか同市内丸地内の現庁舎の解体工事も含まれる。

  PFI手法による整備は新火葬場整備でも導入された。これにより設計・工事は2016年4月まで、維持管理は同月から36年3月までの20年間。市直営整備に比べて現時点で2億2330万円の支出縮減が図られると推計する。

  新庁舎は同市盛岡駅西通1丁目地内でコジマ電気に近い都市計画道路沿道の通称29街区、面積約4457平方b。庁舎棟は鉄筋コンクリート(RC)造りの延べ床面積6千平方bで免震構造を採用。階数は落札者の提案による。

  中央消防署、消防本部(盛岡地区広域消防組合事務局)、通信指令室、市総務部消防防災課、市民向けの防災学習コーナーが入居。別に訓練棟としてRC造り同400平方bも整備。濃煙検索、模擬火災消火、救助の各訓練施設が設けられる。

  施設は太陽光発電設備、自家発電設備、自家用給油設備を敷設。耐震性貯水槽や来庁者用駐車場のほか消防団用のはしご乗り訓練施設も設けられる。

  山岸出張所については、同市山岸6丁目地内の市立山岸老人憩いの家北東の隣接地1574平方bに整備する。庁舎棟はRC造り2階建ての延べ床面積600平方bと、上田出張所と同規模を想定している。

  以前から市街地の拡大に伴い新設計画が立てられ、建設用地を盛岡地区広域土地開発公社が先行取得している。中央消防署移転により広がる山岸地域の消防署所の空白域を解消するため、中央消防署移転新築に合わせて整備される。

  通信指令室、消防救急デジタル無線、消防団車両デジタル無線(80台分)は14、15年度に整備される。
 


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