盛岡タイムス Web News 2012年 9月 23日 (日)

       

■ 政権奪回に向け論戦 自民党総裁選 盛岡で4候補演説

     
  演説後、党関係者らを前に拍手に応じる(左から)安倍氏、石破氏、石原氏、林氏  
  演説後、党関係者らを前に拍手に応じる(左から)安倍氏、石破氏、石原氏、林氏
 

 自民党総裁選の候補者所見発表演説会は22日、盛岡市盛岡駅前通地内のホテルで開かれた。安倍晋三元首相(58)、石破茂前政調会長(55)、石原伸晃幹事長(55)、林芳正政調会長代理(51)が党関係者や支持者らに訴えた。民主党批判のほか東日本大震災津波被災地でもある本県の復興策や尖閣問題など外交について持論を展開。「次の日本国総理大臣は党総裁が担うので間違いない」(鈴木俊一県連会長)との見方もあり、互いにアピール合戦を繰り広げた。開票は26日に行われる。

  同日は本県のほか宮城、福島の被災3県で演説会で開かれた。町村信孝元外相(67)は欠席したが、壇上に名前が連ねてあった。4氏は登壇順に持ち時間で演説をした。会場には約300人が集まり、全員が総理をはじめ大臣経験者の顔ぶれの政見に耳を傾けた。

  安倍氏は、震災復興が進まない理由について「現政権の間違った政治主導、復興庁が機能していない、国が全面に出るべきは出る。政権を取ったら今の倍以上にスピーディーに復興を進める」と説いた。尖閣問題については「国の意志として、断固としてこの島を守っていく必要がある」と述べ、日米同盟の信頼関係を取り戻すこと、憲法改正への挑戦を約束した。

  石破氏は農水、防衛大臣の経験から「今なぜ私なのか。それは日本が今、平時ではないから」と危機管理のプロを標榜。「震災津波、原発は国の安全保障、社会保障、エネルギー、地方財政などすべてを、このままでいいのかと突きつけた。東北の復興がなければ日本の復興はない」と力説した。「地域の声を反映しなければ党の再生はない」とも言い切った。

  石原氏は現執行部の一員として3党合意などの経緯を説明。「皆さんにご苦労をかけたが、その中で、この岩手県を基盤とする勢力の二分に成功した」と実績を強調。震災を踏まえ、日本の古里再生へ国力、経済力の引き上げを掲げた。「全国の古里、日本を守る。一日も早い解散総選挙で県内4選挙区支部長が国政で活躍する場をつくるために働かせてほしい」と訴えた。

  林氏は最年少として「オバマ大統領は同い年、キャメロン英首相は46歳。世界はそういう時代」と主張。現在の復興庁について「小沢(一郎)幹事長時代の悪い癖が残り、役所に直接陳情させず、まだ民主党幹事長室に来るよう言っている。誤った政治主導だ」と批判。「経済を再生し保守本流のリーダーとしてこの国を大きな海原への航海に導きたい」と呼び掛けた。

  鈴木県連会長は「現在の国難を脱し、地に足のついた政治により、国民の信頼を回復し、チャンスをいただくのは重要。それぞれしっかりとした政治信条と豊富な経験の持ち主。新たに総裁が選任されたら挙党一致で国難に当たってほしい」とエールを送った。

  総裁選は党国会議員が1人1票、党員・党友は都道府県単位で持ち票がある。本県党員の有権者数は4370人で、持ち票が4。


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