盛岡タイムス Web News 2012年 9月 24日 (月)

       

■ 地域の未来にできること もりおかアクション宣言 盛岡JCが公開イベント

     
   地域課題を解決するために、自分ができる「Action」を発表する参加者  
   地域課題を解決するために、自分ができる「Action」を発表する参加者
 

 地域課題を知り、より良い未来のためにできることを考える公開イベント「もりおかAction宣言」が23日、盛岡市の盛岡駅ビルフェザン本館出逢いの広場で開かれた。盛岡青年会議所(盛岡JC・石川啓理事長)のまちのビジョン探求委員会(高橋一仁委員長)の主催。「人と雇用」「コミュニティーと若者」「情報とブランド」の3つの論点から盛岡が抱える課題を探り、その解決や新たな目標の達成のため、一人ひとりができるアイデアを発表し合った。会場にはJCメンバーら約50人が集まり、買い物客らにもアピールした。

  まちのビジョン探求委員会は昨年末から今年3月にかけ、盛岡が抱える課題について調査した。ここ10年で、県人口が約10万人減少するなど若者が地域に根付いていない現状を改めて認識。そこで、地域に人を根付かせるための対策の視点として▽雇用が守られる▽ブランドを知る▽コミュニティー活動を行う―の3つを掲げた。

  公開イベントでは、上野法律ビジネス専門学校の学生が、3視点に沿って若者の現状や解決の方向性についてプレゼンテーション。会場からも意見を求めた。

  「人と雇用」のグループは「若者も地元企業の研究が足りないし、地元企業側も効果的な説明をしていない」と分析。まずは「地域住民と地元企業が情報共有すること」と課題解決の方向性を示した。

  会場やJCメンバーからは「『13歳のハローワーク盛岡版』を製作する」、「ツイッターやフェイスブックといったソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を活用し地域企業の魅力をPRする機会を増やす」といったアイデアが出た。

  地域コミュニティーの課題を整理したグループは、町内会活動などに積極的に参加している20代が1・7%との統計を示しながら「地域活動は世代の離れた人が中心で敷居が高い。アウェー感がある」などと若者側の声を紹介し「若者が地域コミュニティーに自ら参加し、生き生き活動するためのアクションが必要」と訴えた。

  岩手大人文社会科学部1年の鎌田憲武さん(18)は「盛岡JCの別の事業に参加したことがきっかけで、学内にまちづくりサークルを立ち上げた。学生もまちづくりに貢献できるよう輪を広げていきたい」と話した。

  高橋委員長は「地域の一人ひとりが課題に気付き、自発的に行動していくきっかけになれば」と願っていた。


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