盛岡タイムス Web News 2012年 10月 4日 (木)

       

■ 〈草木の実の版画集〉3 八重樫光行 ヒメリンゴ

     
   
     

 盛岡市を南北に縦断して流れる北上川の左岸にたたら山がある。山の中腹から裾野にかけてリンゴ園。2`ほど続く農免道の下部がリンゴ園で山手は自然林。北上川が蛇行し南に向かって流れゆく。ドイツに旅行したとき見たライン川をほうふつさせられた眺めとは、ブドウ園がリンゴになり、古城が山手にあるかないかの違いの風景である。

  農免道を散策中、のり面に緑色のかわいらしい実が枝いっぱいになっている木があった。調べてみるとリンゴの接ぎ木にする台木となる木で、台木が大きくなり、そのまま野生化したことを知った。実が小さく、緑のままと赤くなるのが並んで生えていた。

  一枝取って葉を2、3枚と実だけ残して、個展会場、深沢紅子野の花美術館に飾ると、来館者に人気がある実。食堂、そば屋さんの入り口に飾るのも、岩手、盛岡らしいと受けると思うが…。


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