盛岡タイムス Web News 2012年 10月 10日 (水)

       

■ 新市建設計画期間延長へ 来年度見直しを検討 玉山区事業費執行49・1% 盛岡市

 盛岡市によると、旧玉山村との合併に伴う新市建設計画(2006〜15年度)の進ちょく状況は、ハード全94事業分が11年度までの事業費ベースで57・9%の執行率だった。玉山区分に限ると49・1%と10年間計画の6年目で半分にとどまった。有利な起債である合併特例債の執行に絞ると全体の計画に対して59・1%、玉山区分に限っては36・2%と活用度が低かった。計画の完遂には、さらに10年間の期間延長も必要とされ、市は13年度に計画の見直しをする考え。

  計画のハード事業は全94件のうち旧市分28件、玉山区分59件、全市域7件。11年度までの着手率(継続含む)は旧市が27件で96・4%、玉山区が38件で64・4%、全市域が100%。

  ソフト事業は全32件あり、ハード事業と合わせると126件となる。ソフトは全事業に着手済み。

  ハード事業の計画額は10年間で計986億674万円。うち旧市764億6378万円、玉山区194億6270万円、全市域26億8026万円。11年度までの執行率は旧市が約461億円で60・3%、玉山区が約95億円で49・1%、全市域が約14億円で53・7%だった。

  ハード事業に活用する合併特例債は94事業のうち29事業あり、全体計画額は10年間で174億4180万円。06〜11年度まで6年間では計画28事業に134億6080万円を活用するはずだったが、実際には22事業で55億50万円少ない79億6030万円と、活用率59・1%だった。

  12年度は当初予算でハード、ソフト合わせて71事業に約81億8300万円を計上。うちハード事業は44件(玉山区21件含む)に約66億3100万円を計上した。

  玉山区のハード全59事業のうち着手済みが38事業、この中で21事業は11年度末時点で完了した。未着手21事業のうち実施時期を調整しているのが岩手・玉山斎場整備や巻堀中学校施設整備、道の駅設置、運動公園整備など11事業で計画額は約27億4千万円。

  ほかに計画時期未到来が玉山小学校施設整備やIGR下田駅設置など6事業で約10億円、12年度新たに着手したのが桜の里整備や好摩西地区計画道路など4事業で約9億1千万円となっている。

  内容は2日の玉山区地域協議会(会長・福田稔新岩手農業協同組合代表理事組合長、委員15人)で説明された。委員からは玉山区の執行率が5割を切っている点について「計画の期間延長が当初5年間から10年間可能になった。計20年間で100%達成させるか」と質問が出た。

  市長公室企画調整課は「可能だ」と説明。計画期間終了まで残り3年半。他機関との関係で実施時期を調整中の事業もあり、市は13年度に計画全体を見直し、必要な延長期間を検討する見込み。


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