盛岡タイムス Web News 2012年 10月 22日 (月)

       

■ 29日から一部開業へ Nanak 1年半ぶりの各店舗 地元商店街に期待の声 中ノ橋通1丁目

     
  29日開店に向けて準備中のNanak  
 
29日開店に向けて準備中のNanak
 

 盛岡市中ノ橋通1丁目の旧中三盛岡店が29日正午、「Nanak(ななっく)」としてオープンする。同店は昨年3月14日の爆発事故から閉店し、新しい店名で一部再開にこぎつけた。地元の肴町商店街は1年半以上にわたり自助努力を強いられたが、盛岡まちづくり会社の調べによると、商店街のこの間の通行量は増加を示した。最近は震災の復興需要の支えに限界感も出てきており、核店舗の再開を歓迎している。警察、消防による爆発事故の原因の公表はまだなされていない。

  Nanakは青森市の中三が設立し、東京都の投資コンサル会社のマイルストーンターンアラウンドマネジメント社が出資した盛岡市のななっく(神雄司社長)が運営する。

  29日オープンは1階の食品売り場と2階の衣料品・雑貨、4階の平金商店のテナント、盛岡市の子育て支援施設「にこっこ」。3階は婦人服売り場として準備中で、地階はスーパー、ドラッグストア、フードコートなど12月中のオープンを目指している。

  神社長は「エレベーター、エスカレーターなどは修理して使えるようにした。テナント13、4店と直営から営業を開始する。核店舗なので地元の集客に貢献し、街を元気にできる店にしたい」と話す。

  同市中ノ橋通1丁目の盛岡まちづくり会社の通行量調査によると、肴町アーケードの通行量は2010年3月末の調査で日曜6766人、月曜7139人。2011年4月中旬の調査で日曜5800人、月曜7708人。今年3月末の調査で日曜6520人、月曜8050人。震災前に比べて核店舗閉店の影響は表れず、むしろ増加した。

  肴町商店街のみかわやの齋藤恒夫社長は、「復興需要の関係で昨年3月から1年間は売り上げに影響なかった。これだけ大変なことが起こっても売り上げに遜色(そんしょく)なかったが、1年過ぎて陰りが出てきた。2年目は前年対比に追いつかない状況も出てきているので、やっとオープンしてくれると感じている」と話す。

  カメラのフジタヤ・サカナチョウ店の佐藤春彦社長は「それほど影響があるとは思われなかったが、やはり売り上げが減った。ほぼ1年半閉店している間は、今年の七夕まつりには中三でひと休みするところが無いと思われたのか、人出が少なかった。名前が変わっても早く再開してほしい。お客さんからもよく聞かれる」と話す。

  盛岡市は閉店前の中三盛岡店に10年9月、つどいの広場にこっこをオープン。半年で事故が起こり、その後は商店街の別のビルに移っていたが、29日から元の4階で運営する。同市保健福祉部児童福祉課の下田法子係長は「木のぬくもりがあるように作られた施設だったので、いつ再開するのかとの問い合わせも多かった」と話し、公共スペースの復活に期待する。


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