盛岡タイムス Web News 2012年 10月 23日 (火)

       

■ 農林業の活性化へタッグ 東北銀行と紫波町 6次産業化や複合化促進 県内初業務推進協定を締結

     
   業務推進協定締結後、握手を交わす浅沼新東北銀行頭取(左)と藤原孝紫波町長  
   業務推進協定締結後、握手を交わす浅沼新東北銀行頭取(左)と藤原孝紫波町長
 

 東北銀行(浅沼新頭取)と紫波町(藤原孝町長)は22日、盛岡市内丸の同行本店で農業・林業等の活性化に関する業務推進協定を締結した。地域経済の基幹を成す農業・林業等の持続的発展に向け、より積極的な協力・連携を推進する。農林分野で地元金融機関と行政が締結するのは県内で初めて。

  東北銀行は農業・林業等に関連する紫波町の取り組みに対し、アグリビジネス拡大の観点から協力。これまでの経験と実績を生かし、農業・林業者等が行う経済活動が効率的に実施できるようサポートする。

  町は、農業・林業等に関連する施策の効率的な実施について、同行と連携して取り組み、事業効果の早期実現に努める。

  具体的な協力事項は▽生産から加工、販売に至る6次産業化に関すること▽農業・林業経営の複合化に関すること▽食の安全、安心に関すること―など。

  締結式には、浅沼頭取、藤原町長が出席。2人は調印後、1次産業の6次化に向けた取り組みの成功を期し、握手を交わした。

  浅沼頭取は「今回の締結で金融機関、自治体、そして1次産業に従事する生産者と知恵を出し合い、スピードをアップさせ、6次産業化に導きたい。当行は6次産業化では先発行。ノウハウを積み重ねてきた。コンサルとして活用してもらいたい」と述べた。

  その上で「生産者にとりマネジメントが一番の課題。財務から付加価値商品の開発、さらには販路開拓などが課題だが、当行にはアグリの専門スタッフが多数いる。おいしく安全な商品をある程度高く売り、岩手の1次産業を大きく成長させるよう、長いスパンで支援し続けたい」と今後の抱負を述べた。

  藤原町長は「町は農業・林業が基幹産業。1次産業を6次産業化しなれば、生産者の収入は増えない。ブドウ、ソバなど県内一の生産量を誇るが、収入を増やすためには、付加価値を付けなければならない。生産者はマネジメントが弱い面がある。今回の締結で東北銀行のネットワークを活用させてもらい、金融面も含め支援を期待したい」と、同行の支援に期待を寄せた。


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