盛岡タイムス Web News 2012年 11月 6日 (火)

       

■  〈詩人のポスト〉 かけはたちひろ 野の花三行詩


 
  ともに咲く
中津川とともに
枯れない野の花が咲いている
こころに種を植えながら

 あの子と野の花
花屋に並ばないかもしれないけれど
陽だまりのように咲く野の花は
ちょっとあの子に似ている

 野の花が揺れて
わたしは温かな香りを受け取る
わたしは優しい色を受け取る
わたしもあなたに送り届けられたら

 わすれな草
忘れ物も忘れることも多いけれど
あの頃の頁にわすれな草を挟んで
偽りでない部分は持ち続けている

 わたしも
緑豊かな森の丘を散策しながら
野の花に触れていく
野の花を選んだあなたに憧れて 



本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします