盛岡タイムス Web News 2012年 11月 16日 (金)

       

■  きょう衆院解散 総選挙へ動き急 県内各党に緊張感 擁立や戦略に慌ただしく

 野田首相が16日の衆院解散を表明し、12月4日公示、同16日投開票の総選挙が決定したことで、県内各党は一気に臨戦態勢に入った。年内解散が予想されていたとはいえ、急転直下の短期決戦。応援弁士を招いての街頭演説など今週末の日程を急きょ調整して、選挙戦に備える陣営もあり、緊張感が高まった。

  民主党県連は15日、盛岡市の県連事務所に県議や市議、国会議員秘書ら12人が集まり、対応を協議。県議会常任委員会の県外調査で出張中の県議も多いため、週明けに改めて会合を持ち、態勢を固めることを確認した。

  渡辺幸貫県連代表代行は「野田首相が自分の言葉で解散を宣言し、自民、公明に(定数削減を)約束させた上で辞める。『決められる政治』の姿勢を示し良かったのではないか。財政にゆとりのない中でも国民の生活を考えて政策を実施してきた成果を訴えていくしかない」。大宮惇幸幹事長は「大変なのは、岩手ばかりではない」と話し、2、4区の候補擁立についても県連メンバーがそろった段階で改めて協議するとした。

  18日に地元陸前高田市での事務所開きを控えた黄川田徹復興副大臣は、盛岡市内で開かれた県沿岸市町村復興期成同盟会総会に出席。淡々と業務をこなした。

  県内4選挙区すべてで候補が固まってる自民党県連の千葉伝幹事長は「選挙がいつ来てもいいように準備を、と話してきた。解散は唐突な印象だが想定内。野田政権は末期症状で1日でも長く政権を担うことは国民のためにならない」と臨戦モード。今週末は各支部ごとに予定していた活動を展開するが、近く県連としても選対会議を開き必勝を期す。「全国的には自民の優勢が伝えられるが岩手は事情が違う。厳しい選挙になる」と気持ちを引き締めた。

  岩手1区に立候補予定の高橋比奈子氏は15日、後援団体へのあいさつ回りに全力。18日には片山さつき参議院議員を応援弁士に招き、盛岡駅前で街頭演説する予定。

  国民の生活が第一県連は、岩手1区の候補擁立作業が大詰めを迎えている。県議会の県外調査からメンバーが戻るのを待って態勢を再度確認し、本戦に臨む。県連事務所では電話で所属議員とやり取りしながら、粛々と準備作業が進められた。佐々木順一幹事長は「衆院が解散されれば、その段階でコメントする」と話した。

  公明党県本部の小野寺好代表は「急な話だったので、今の段階では何も決まっていない」とし、比例区対応を中心とした選挙態勢の構築を急ぐ。小選挙区での他党との選挙協力も「未定」と述べた。

  共産党県委員会は15日も、盛岡駅前で街宣活動を実施した。菅原則勝委員長は「12日に党本部も体制を立ち上げ、本県も総選挙に向けた意思統一はできている。今回の選挙は攻めの選挙。提案し、行動する共産党を訴えていきたい」と強調。岩手2区の候補者も遅くとも11月下旬には決定し発表したいと考えを示した。

  社民党県連合は15日夜、選対企画委員会を開き今後の方針を確認。細川光正幹事長は「県連の総合選対も開き対応を最終確認していく。候補者のあいさつ回り、街頭演説など実動的な動きを進めていく」。1区以外の空白区への候補者擁立は「公示当日まで頑張る」と話した。

  地域政党いわての及川敦幹事長は「急な解散で、各党の政策も候補者の顔ぶれも固まっていない。第三極についてもジャッジできるだけの情報がない。判断材料がそろった段階で検討し、党としての対応を発表したい」と話した。


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