盛岡タイムス Web News 2012年 11月 20日 (火)

       

■  旧市の小学校 自校方式の給食調理を集約 都南センターは改築へ 盛岡市教委が基本方針案

 盛岡市教委は、年度内に策定予定の市立小中学校学校給食基本方針案で、盛岡地域の市立小学校の単独調理場を共同調理場に移行させる内容を盛り込んだ。学校耐震化整備完了後の2015年度以降に老朽化の進む都南学校給食センター改築を優先。その後、共同調理場の整備を図る考え。各校調理場の耐用年数などに応じ、全30校を段階的に新たな共同調理場へ集約させる。

  内容は19日の市議会教育福祉常任委員会(天沼久純委員長、10人)で示された。方針には施設設備の整備・維持のほか給食の実施内容、調理等業務の運営、食に関する指導が盛り込まれる。

  現在盛岡地域では今年度開校した向中野を除く30校が単独調理場による自校方式で給食を提供している。都南地区と玉山区では各共同調理場(給食センター)で小中学校に給食が提供されている。向中野は都南の給食センターから提供を受けている。

  案によると、既存の給食センターは調理の業務委託を継続。民間活力の有効活用を図るなどして現状通りの運営をする。新たな共同調理場の建設、運営についてはPFIの導入など有効かつ合理的な方法を検討する。移行前の既存の単独調理場は資産の有効活用の上、直営が継続される。

  常任委で鈴木礼子氏(共産)は「給食の配送費用が無駄。試算をすれば共同調理場にするより現状(自校方式)の方が得だ」と指摘した。佐藤義見市教育部長はこれに対し「各校ごとで具体的に試算していないが、単独調理場ごとのドライ化などはかなりの経費負担がかかる」などと共同化の利点を説明した。

  市教委は26日の市議会議員全員協議会にも方針案を示す。来年1、2月に市民意見を募集し、3月には策定する考え。新年度は総合計画へ位置付け、新調理場の建設などの具体的な内容を含む長期計画策定、建設・運営に関する検討組織設置、PFI導入に関する検討を予定している。

  給食未実施となっている盛岡地域の中学校については新年度に下橋、14年度に現在校舎改築中の城東、城西で選択制(ランチボックス)給食が導入される予定。既に黒石野、上田、北松園、今年度の厨川など5校で選択制が導入されている。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします