盛岡タイムス Web News 2012年 11月 27日 (火)

       

■  民主分裂で緊迫の構図 公示まで1週間 4党対決に第三極も動き 「生活」の擁立、瀬戸際か

 衆院選は12月4日の公示まで残り1週間と迫った。これまでに立候補を予定しているのは民主党前職の階猛氏(46)、自民党新人の高橋比奈子氏(54)、共産党新人の八幡志乃氏(30)、社民党新人の伊沢昌弘氏(65)の4人。これに擁立を明言する国民の生活が第一のほか、日本維新の会の動向も注目される。唐突な解散から約1カ月間の短期決戦。一枚岩だった民主党分裂を踏まえ、1区の情勢は大混戦の構図が予想される。

  ■階猛氏陣営

  階氏は逆風下の政権与党の立場で新人の挑戦を受ける。総務大臣政務官の経験や党政調会副会長として行政・政治改革に取り組んできた成果を訴える。20日夜に父親が逝去し、葬儀の23日まで活動を中断していた。28日の岩手教育会館で総決起集会を開き、盟友細野豪志党政調会長が応援弁士で来県する。震災復興に全力を挙げ、行革の前進、「地域と人を大事にする政治の実現」を掲げながら「政治生命を懸ける」と支持を訴える。

  ■高橋比奈子氏陣営

  高橋氏は政権奪回を目指す党候補として、前回に続き2度目の衆院選。党支持層に加え、自らの人脈、市・県議時代の経験をテコに、党として1996年の小選挙区導入以降の選挙区初勝利を狙う。17日には党の片山さつき参院議員と中心部を演説しながら歩き、有権者の反応を確かめた。「地方にしっかりと根付いていなければ何が問題か実感が湧かない」と前職との対決姿勢を鮮明にする。27日朝に盛岡市大通3丁目で事務所開きをする。

  ■八幡志乃氏陣営

  八幡氏は「若者の代表」を標ぼう。自身初の選挙に立候補し、比例前職候補と連動した戦いを展開する。「これ以上、暮らし、福祉、平和の破壊が進んではならない」と、民自公や第三極に対抗する勢力の結集を図る。街頭演説で有権者にアピールするほか、市内で金曜に行われている反原発デモに毎回参加してきた。陣営は若い八幡氏の応援へ結束を強めている。28日に県委員会と合同で事務所開きが予定される。

  ■伊沢昌弘氏陣営

  伊沢氏は2010年参院選以来、通算4度目の国政挑戦。「党きっての政策通」として、消費税増税の凍結・廃案、TPP交渉参加反対、脱原発を争点に比例と連動した戦いで臨む。自民が訴える「国防軍」や日本維新の会の憲法改正論議を危険視。「憲法(施行)は私と同い年」と、護憲の党として存在感を強調。今選挙を「働く者たちの戦い」と位置付け、支持労組・団体に支援を呼び掛ける。4陣営でいち早く事務所開きを済ませた。

  ■「生活」など

  国民の生活が第一は小沢一郎代表が擁立を明言。候補の名前は憶測を含めて流れるが、擁立の期限は「公示の直前まで」(同県連関係者)と具体的な動きが見えない。しかし26日になって滋賀県知事を党首に「生活」や他党が合流する動きが報道された。この新党結成とタイミングを図って擁立発表するとの見方が浮上している。

  日本維新の会は24日の5次公認の段階で本県への擁立がない。同会の橋本和昌大阪府議は1区での擁立について「ゼロとは言えないが難しい」と取材に答えた。一方で東京事務所は「候補者の調整中で分からない」と説明。27日に6次公認発表があり、28日に代表代行の橋下徹大阪市長がJR盛岡駅前で街頭演説する予定だ。


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