盛岡タイムス Web News 2012年 11月 30日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉126 草野悟 SMAPの駅−1グルメ

     
   
     

 沿岸各地で頑張っているさまざまなメンバーが集まって、「SMAP」を結成しています。あのグループのSMAPではなく、Sanriku Marketing Action Partyの略称で、被災した三陸沿岸を「おいしい食」を通して元気にしていこうとするグループの名称です。今回は第3号で、仮設食堂、復旧食堂の特集です。八戸から気仙沼まで、三陸鉄道もJR東日本盛岡支社も、笑顔をつなげようと手を結び、一緒に取材活動をしました。

  おいしいものを求めて日夜動き回りました。条件は一つ、その駅に、その土地にちなんだストーリーがあることです。掲載30メニュー、いやはや全部食べたい垂涎(すいぜん)のメニューばかりです。26年も地元の煮干しだし一筋に、漁師から絶大な支持を受けているラーメンや、亡くなった妹さんの味を守るため立ち上がったお姉さんのモツ鍋定食、86歳のおかみさんが手でこねる「ひっつみ」は、震災前、地域の行事にはなくてはならない郷土の味でした。

  紹介文を読みますと、よだれが流れ落ちますが、同時にお店の頑張りが見えてきます。とにかく安い値段で、復旧工事をしている人たちに頑張ってもらいたいと、もうけ度外視のメニューもたくさんあります。「駅−1」グルメは、「えきいち」と呼びます。B−1とは異なり勝負なんてしません。その駅の近くのお店まで行かないと食べられません。あるボランティアの方は、この駅−1グルメガイドブックを頼りに、活動の合間に全部制覇するぞーと叫んでいました。

  被災地、被災者の方々は日々変化をしています。良い方への変化か、悪い方への変化か、それぞれに喜びがあり、苦悩があります。何よりも、同じ県内の特に内陸部の人たちが、現地へ行き、泊まって、食べて、買って、を繰り返してくれるのが大きな応援です。

  駅−1グルメガイドブックは、JRの各駅、三鉄各駅、観光施設などに置いてあります。どうしても手にしたい方は、三鉄総務部までご一報を。郵送料だけで無料で送付いたしますとのこと。電話0193−62−8900です。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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