盛岡タイムス Web News 2012年 12月 7日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉127 草野悟 降参・スーパーあいなめ

     
   
     

 11月に入りましたら一気に冷え込み、海水温も下がってきました。異常高温で暖められた海水は、10月半ばでも20度を超え、そのため狙いのカレイが全く釣れない状態が続いていました。

  三鉄のM社長と釣り仲間は、激務の最中の「命の洗濯」という理由で、月に一回は魚介類調査に出かけておりました。しばらく海況がおもわしくないのと、三鉄の復旧工事などの業務でスケジュールが取れず、11月半ばにようやく「普代へ行くぞ〜」となった次第です。天気予報は荒れ模様。マイナス23度の寒気が上空に居座り、船頭さんも「危ないかも」という状況の中、とりあえずは港へ行こう、と午前3時に起きて出かけました。久慈方面2人の三鉄社員と、盛岡からは元くろさき荘支配人のS太郎さんとC香さん、宮古からはM社長とO川さん、7人が太田名部漁港に集まりました。

  海も予想に反して穏やかで、「出られるぞ」との船頭のうれしいお言葉に意気揚々と出船です。水カレイ、真カレイ、眞子カレイなどポツポツと上がるたびにお互いけん制気味の歓声が上がります。断トツで釣っていたC香さんが、黙々とリールを巻き、静かな声で「タモお願いします」と、やや命令口調。ドラグが逆回転しながらようやく海面に姿を現したのが55aのアイナメです。

  バタンバタンと甲板の上で暴れるもので、悔しさ半分のS太郎さんが「静かにしてくれないかな」と魚に八つ当たり。それにしても卵をたっぷりと持った重量感あふれるアイナメに同行者全員シュンとなってしまった次第です。脂の乗ったスーパーアイナメ、いったいどんな味がしたんでしょうね。うらやまし過ぎ。
(岩手県中核観光コーディネーター) 


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