盛岡タイムス Web News 2012年 12月 13日 (木)

       

■  分裂・多党化で分散 比例の意識調査 「支持政党なし」前回より下がる 混戦で重複候補復活も?

 盛岡タイムス社は6〜8日、衆院選に関する電話アンケートを岩手1区の盛岡市と紫波町、矢巾町、2区の同市玉山区、滝沢村、雫石町の有権者を対象に実施した。この中で比例代表の投票先は自民党が21・6%で前回2009年8月を約5ポイント上回ってトップだった。これに民主党の11・2%、日本未来の党の10・7%が続く。民主党の分裂や第三極勢力による多党化の影響で、前回よりも投票先に分散傾向が見られる。

  09年調査では民主党が47・7%と政権交代ムードの追い風で約半数を占めていた。これに対して自民党は16・7%だった。今回は自民が伸び、民主が3分の1以上も縮小。分裂した民主と未来を合わせると、自民の支持ときっ抗している。

  社民党が8・2%、公明党が5・3%、日本維新の会が3・1%、共産が1・7%だった。これに対して、みんなの党や新党改革など、その他が7・6%と高く出た。

  前回までなかった維新が加わり、その他の党支持者が1割近くを占めるなど、分散化が表れている。社民に対しては小選挙区1区の投票先に他党候補を選ぶ有権者が比例で支持する傾向が出ている。「支持政党なし」は30・6%で09年調査よりも3・2ポイント下回った。

  1区と2区を比べると、1区は維新など第三極の支持が多く、「支持政党なし」の割合が低い。2区は自民支持が強く出ている。

  比例代表東北ブロックは定数14に対して、今回10政党が届け出た。前回は7政党が届け出て、民主が7、自民が4、公明、共産、社民がそれぞれ1と議席を分け合った。

  比例代表は純粋に比例のみの「比例単独」と小選挙区候補が登載される「重複立候補」の2種類がある。民主は今回重複候補のみ登載。逆に公明、共産は単独のみ。このため県内4小選挙区の共産候補は選挙区のみで当落が決まる。

  比例の議席は各党の獲得票数に応じ、それぞれの名簿の登載順位が早い候補に割り当てられる。小選挙区で当選した重複候補は単独候補や他の重複候補へ議席を譲る。

  政党によっては重複候補の登載順位を同列にし、単独候補と区別する。民主、自民、社民は小選挙区候補を並列1位で登載。自民、社民は次の順位に単独候補を登載。未来は岩手2区を含む前職7人を同列1位で登載。岩手1区の新人は、この7人と比例単独前職の次の9位で登載。9位には前職・新人7人が登載されている。

  同列順位に登載される複数の重複候補が選挙区で落選した場合はどうなるか。各党は比例で獲得した議席数に基づき、選挙区選挙における「惜敗率」の高い候補へ議席を優先して配分し、比例で復活当選させる。

  比例復活のためには、所属政党の比例得票に応じた獲得議席数、他の選挙区で敗れた選挙区同列候補の惜敗率が大きく関係する。当選候補とより接戦で敗れた選挙区候補が復活当選できる。選挙戦も終盤。支持層や運動員の士気にもかかわるが、戦術を切り替える陣営も出てくる。


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