盛岡タイムス Web News 2012年 12月 16日 (日)

       

■ 深夜には当落確定か 政権選択県民の手に

 第46回衆院総選挙は16日投票が行われ、即日開票される。東日本大震災津波後初めての国政選挙となる今回。震災復興のほか経済対策や原発政策など重要課題が山積する中、次の政権の枠組みをめぐって各党による激しい攻防が展開された。県内では4小選挙区に5政党の計16人が立候補し、有権者の審判を仰ぐ。前回2009年の政権交代により4小選挙区の議席を独占した民主党が分裂。日本未来の党とたもとを分かって対決し、これに自民党が「王国」の切り崩しへ攻勢をかける構図となり、が然全国的にも注目区になった。県選管によると、4小選挙区では深夜までに当選者が決まる見込み。投票時間は午前7時から午後8時(一部を除く)まで。

  総選挙は09年8月以来3年3カ月ぶり。野田首相の解散宣言から約1カ月で雌雄が決する。解散を迫っていた側も総選挙で台頭を図ろうとした第三極も虚をつかれ、準備の追いつかないままの短期決戦となった。県内でも候補者擁立が公示直前までもつれ、構図が固まらなかった。

  政権交代後の景気低迷、震災、外交上の問題などが続き、新政権に抱いた国民の期待は薄れた。重要課題が山積しているのに国政は政局が先行し、政治そのものへの不信も増幅された。そうした中で衆院解散をめぐって与党が分裂し、第三極の新興が活発化した。

  本県では議席を独占していた民主が1、3区、未来が2、4区と議席を二分。未来は王国を堅持するべく1、3区に対抗馬を立て、民主も4区に擁立したが2区は断念。既に各選挙区に候補を立てていた自民が分裂を好機として両党に挑む。

  公示後は議席の死守か奪取かをめぐり各陣営が激突。混戦模様の中で1党による選挙区議席独占の可能性は低く、3党がどう議席を分け合うか注目される。選挙区によっては最終盤まで当落の予想が難しく、比例での復活当選を視野に入れる陣営も出ている。

  同じく選挙区候補を立てる共産党と社民党は比例と連動しながら、改選前議席の確保に躍起だ。第三極など政党が乱立する今回、「老舗」政党として存在意義、存亡を懸けて有権者に訴える。比例単独のみの公明党は自民とともに政権奪回に燃え、県内でも精力的に運動を展開する。

  比例代表は東北ブロック(定数14)に10政党から92人が名簿登載される。うち比例単独14人、小選挙区との重複立候補78人。県内在住では単独2人で、重複が11人。

  政党単位では届け出順に社民7人(うち重複5人)、公明2人、幸福実現党3人、みんなの党3人(3人)、自民26人(24人)、民主22人(22人)、共産2人、新党改革1人、日本維新の会10人(10人)、未来16人(14人)となっている。

  県内の投票終了時間は紫波、矢巾、雫石、滝沢など11市町村が午後8時まで、14市町村が同6時まで。盛岡市は簗川、根田茂、砂子沢の一部が同7時まで1時間繰り上げ。同市は同9時5分から開票作業が始まる。

  開票結果が最も早いのは住田町で午後8時45分の予定。岩手1区では紫波町の同10時。最も遅いのは盛岡市の同11時50分。有権者数の多い市町村ほど開票結果が遅い。

  比例代表の得票は総務省の中央選管が集計し、各党の議席数が配分される。このため重複候補者の復活当選は未明にかけて判明する見込み。

  投票は最高裁判所裁判官国民審査も同時にある。


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