盛岡タイムス Web News 2012年 12月 24日 (月)

       

■  ブックカフェに市民提案 WSで本と福祉のまちづくりを

     
  ブックカフェのあり方についてワークショップで意見交換  
  ブックカフェのあり方についてワークショップで意見交換
 

 岩手大学人文社会科学部の五味壮平准教授と学生、市民が23日、「本&福祉&〈まち〉の接点について」のテーマのワークショップを盛岡市紺屋町のコミュニティ防災センターで行った。盛岡市中ノ橋通1丁目に来年春オープンする通所介護施設に開設するブックカフェについて提案した。約30人が参加。盛岡を本の街にしようと自由な発想を出し合い、読書を通した街づくりについて考えた。

  ワークショップは「本の街・もりおかの可能性を考える会」の活動をきっかけに開かれた。盛岡を読書文化の街にしようと書店や図書館の職員、教育や出版の関係者が集まり、出された意見をもとに、岩大地域連携推進センターがワークショップを企画した。

  岩大4年の星千晶さんは「本の街・盛岡の可能性を考えたい。盛岡の書籍購入額は全国でも高く、啄木、賢治の文学になじみ、読書に親しむ人が多い。それでも盛岡に本の街というイメージを湧かせるには至っていないし、子どもが読書をしなくなっているのは盛岡もよそと同じ」と述べ、活字文化の復権を唱えた。

  ブックカフェ付き通所介護施設は盛岡市中ノ橋通1丁目に、同市のしあわせ計画舎が開設の準備を進めている。しあわせ計画舎代表理事の沼田雅充さんは「一般の人と交流することで、地域に開かれたデイサービスを目指す」と述べ、ブックカフェを地域に開放する。

  参加者は5人ずつで班に分かれ、ブックカフェのあり方について意見を出し合った。「絵本を主体に子どもたちとお母さんが集まるところ」「デイサービス前の前期高齢者が集まるところ」「雑誌専門にする」などの意見があった。

  参加した盛岡市の工藤祐子さんは「高齢者から子どもまで、本の好きな人が集まるところ。福祉についてはあまり分からないが、考えていきたい」と話した。

  五味准教授は「何らかの形で提案し、素材を出すので生かしてほしい。試行錯誤してより良い活用法を探りたい」と話していた。


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