盛岡タイムス Web News 2012年 12月 31日 (月)

       

■  〈幸遊記〉104 照井顕 高橋比奈子の司会から国会へ

 年の瀬は1年を振り返ってみたりするものだが、27年前の1985年(昭和60)日本ジャズ祭に出演した「大迫ジャズコンパニオン」のトランペッター・村田英作さんからハガキが届き「あの陸前高田での日本ジャズ祭でお世話になった、比奈子アナウンサーも“国会議員”懐かしい思い出、私も還暦」とあった。

  はい!そうでした。あのジャズ祭のトリに出演したジャズ界の大御所・歌手「マーサ三宅(ミヤケ)」さんを、比奈子女史は「マーサ・ミタク」と紹介してしまった。それが強力な印象として僕の中に残っていますが、よく間違えることの多い僕は、逆に親近感を感じたものでした。

  2年後の87年、千厩町(現・一関市)職員・佐藤広徳さんらの実行委員が開催した、2日間の「ホット・ジャズイン・せんまや」ボブ・ミンツアやミロスラフ・ヴィトス、タイガー大越、大給桜子、大橋美加、ヨーコ・サイクス、チャリートらが出演したビックイベント。そのプロデュースを頼まれ、僕が彼女に再登板を願ったそれは、とても素敵な司会だった!と今も記憶する。

  高橋比奈子さんは、1958年1月19日盛岡生まれ。下小路中、白百合学園高、日大芸術学部放送学科卒。大学4年の時、テレビ東京の朝番組アシスタント等を務め、卒後テレビ岩手に入社。父・横田綾二氏が県議2選目のとき、フリーアナウンサーになった。

  比奈子さんの父は共産党で市議や県議をやった方だが、祖父(忠夫)は無産党で戦争反対を叫んだ人。その意志を引き継いだ祖母(チエ)は社会党で市議や県議をやった人で、盛岡先人記念館の100人のうち、ただ一人の女性。父が選挙に出馬してからは、そのマイクを握り「評判いいのが負ける選挙戦、父横田は大丈夫と言われるけど、あなたが投票してくれるお陰で当選するのです」と応援し続けた。

  司会などのアナウンスでは“うまく”より“こころをこめて”がモットーだった彼女。どうして自民党からなのかは別として、一浪しての今年2012年末、衆議院選での比例当選。良かったですね。おめでとう!こころを込めて頑張ってね。
(開運橋のジョニー店主)


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