盛岡タイムス Web News 2013年  1月  6日 (日)

       

■ 景気好転を願い 盛岡市中央卸売市場初競り 早朝から飛び交う威勢のいい掛け声

     
  盛岡市中央卸売市場の初競りにかけられた宝船  
 
盛岡市中央卸売市場の初競りにかけられた宝船
 

 盛岡市羽場の盛岡市中央卸売市場(花沢光彦場長)の初競りが5日早朝から行われた。厳しい寒さに包まれた市場に、業者の威勢の良い声が飛び交った。競りに先駆けて初市式が開かれ、市場関係者や国会議員、県議会議員ら約150人が参加。今年1年の市場の安全と繁栄を願った。

  青果卸では、毎年恒例の宝船が競りにかけられた。出品された宝船は特大船が1隻、大船が4隻。特大船にはJA江刺から提供されたリンゴやコメ、酒類など県産品が満載。大船にも国内外の野菜や果実などが多く積まれていた。

  宝船の競りには一般の人も参加できるとあって注目を集めた。大船は1万8千円から3万6千円、特大船は5万円で競り落とされた。宝船の売り上げは全額県社会福祉協議会へ寄付される。

  丸モ盛岡中央青果の新沼辰彦蔬菜(そさい)部長は最近の動向について「昨年11月に入ってからの寒波により、全体的に入荷が少なく、値も高め。特に葉物や果物は1割ほど高く、その流れのまま年を越してしまった感触」と語る。「このまま寒い日が続くと品薄の状態が続き、値もさらに上がるかもしれない」と展望した。

  同日は水産部門も取引を開始した。盛岡水産の白澤徹常務は「昨年末は大きなしけもなく、順調な入荷だった。その流れのまま年を越したので、全体的に値段はやや安め。全国的に海水温がやや高いためか、漁場が全体的に北へ移っている。その影響か、県産のサケがやや少ない」と市場の傾向を語った。

  初市式で谷藤裕明盛岡市長は「市場としても引き続き産地の復興を支援し続けたい。この市場ならではの、斬新で、力強い取り組みを通じ、被災地へ元気を強く発信することを願っている」とあいさつした。

  


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