盛岡タイムス Web News 2013年  1月  13日 (日)

       

■  〈南部馬の里〉90 遠藤広隆 「冬の草」

     
   
     

 寒立馬は、一応は野生馬ということになっているので、冬でも放牧されっぱなしの状態だ。なので馬は、雪に埋もれた草を自分の前足で堀り返して草を食べる。それができる馬は寒立馬だけだそうだ。

  普通、冬に雪が積もっている中で馬を放牧することはまずないと思うが、寒立馬ではない馬でも雪原に放牧したとすれば、同じようなことをして草を食べようとするのではないだろうか。

  岩手県の内陸とは違い下北半島は積雪が少ないため、雪を少し掘っただけですぐに草が出てくるので、それほど堀り返すのが大変なわけではないだろうが、一度雪に埋もれた氷づめの草は冷えていて馬にとってはつらいことだろう。
 


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