盛岡タイムス Web News 2013年  1月  15日 (火)

       

■  〈大連通信〉81 南部駒蔵 岩手

 出身地、自分の暮す地域に個性があり、豊かな文化があり、誇りを持てることは幸せだ。岩手に暮らす私は岩手が自慢である。岩手の風土、文化を誇りを持って語り、人に紹介できる。

  私は大連で日本を、特に東北や岩手のことを紹介したいと思っている。大連も中国の東北である。同じ東北人として、日本の東北を紹介するのも意味があるのではないかと思っている。だが、まだそういうチャンスは訪れていない。それにまだまだ中国語、中国のことを勉強中である。

  先日、岩手の製品を大連に紹介しようと頑張っているJI―GLOBAの社長、立花さんに会った。会社は盛岡に本社があり、大連に事務所を構えてい
る。ロゴマークは地球の中心に岩手をおいて、そこから商品を世界に届けようという意味がこめられているという。中国という大きな市場を相手に、岩手のものを紹介していこうという夢は、私の心とも通うものがあると思って、共感をもってお話を伺った。さしあたり、岩手のそばを大連で販売するので、できたら送ります、ということだった。やがて日本のそばが中国の人の食卓に上るようになるかもしれない。中国からは多くの恩恵を被っている。これからは恩返しで、日本の文化を伝えたものだ。

  「田舎者の お国自慢」と言はば言へ 岩手の文化 我が誇るなり 

  【補足】6月16日大連の第六中学校を会場に日本のまつりを紹介するイベントがあった。私は行けなかったが、当日行った留学生から「岩手のコーナーもあったよ」と言われて、パンフレットをもらった。パンフレットを見ると中国語で岩手の特産品が紹介されている。南部鉄瓶や浄法寺塗、岩谷堂たんす、ひとめぼれ、盛岡冷麺、清酒など、さまざまな岩手の特産品が紹介されている。平泉や岩手山の写真もある。私は早速そのパンフレットをフーシャン、フーダオの先生(大学生)に見せながら岩手を紹介した。

  アカシア祭りの時には、労働公園で岩手の出し物もあり、テレビでも紹介されていたという。思いがけないことに、周水子の公園には、「岩手の森」もあった。異郷に過ごす私の里心も刺激されてささやかな喜びとなった。
      (岩手医大元教授)


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