盛岡タイムス Web News 2013年  1月  16日 (水)

       

■  小岩井ブランドでハウジング カラマツの合板を供給 年間約400立方bの木材 三菱地所ホームが外壁に

     
  カラマツの木を用いた小岩井の構造材を持つ吉田課長  
  カラマツの木を用いた小岩井の構造材を持つ吉田課長  

 小岩井農牧(児玉喜一社長)は、昨年末から雫石町の小岩井農場で生産するカラマツ材の構造用合板を三菱地所ホーム(西貝昇社長)に供給している。三菱地所ホームのツーバイフォー住宅の外壁に用い、ハウジングに小岩井のブランド化を図る。合板は宮城県石巻市の石巻合板工業が加工する。北の風土が育んだ国産材の普及を通じて、林業に対する理解を広める。

  小岩井農場には19世紀末から植林したスギ、カラマツ、アカマツ、ヒノキなどの針葉樹約37万立方bがあり、毎年約6千立方bを定量的に伐採している。伐採の跡地には新たな苗木を植林して適正に管理し、持続可能な山林経営を行っている。

  小岩井の木材は長い伝統を背景に生産履歴が明確。年輪幅が狭く堅いカラマツを生産し、高耐久、高品質なツーバイフォー住宅に適している。三菱地所ホームが構造部材として活用するため、年間約400立方bの木材を供給する。長さ2bと2・5bの丸太を出荷し、石巻合板工業が加工。「小岩井農場の木材使用」のスタンプを押す。

  同社の木材はこれまでもハウジングに使われていたが、今回は「小岩井」のブランドを明確化して供給する。

  辰巳俊之経営開発室長は「三菱地所ホームが首都圏などで建てる家に使用される。植えられているところをじかに見られるのが良いところと言われる」と話し、小岩井の観光地としての知名度を生かす。小岩井の伝統の中から、林業への理解を広めたいという。

  同社山林部の吉田弘行課長は「小岩井の木は南の木材と違って年輪幅が狭い。寒さに強く育った木なので堅く、加工してもゆがみが少ない」と話し、品質には自信を持つ。

  辰巳室長は「三菱の家に使われている木がどのようなところで育っているのか、小岩井に来て見てもらう企画も検討している。自然探索しながら、100年かけて育った木を見てもらいたい」と話している。


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