盛岡タイムス Web News 2013年  1月  25日 (金)

       

■  初のフルモデルチェンジ 秋田新幹線「スーパーこまち」 JRが試乗会 東京〜雫石間7分短縮

     
  仙台駅に入った「スーパーこまち」は、紅とシルバーのツートンカラーのE―6系車両  
  仙台駅に入った「スーパーこまち」は、紅とシルバーのツートンカラーのE―6系車両
 

 JR東日本が3月から運行する秋田新幹線「スーパーこまち」の試乗会が24日行われた。「スーパーこまち」のE―6系車両が仙台―秋田間を往復し、時速300`の乗り心地を確かめた。「スーパーこまち」の運行により東京│雫石間は上下各7分短縮され、雫石駅を利用した場合の在京時間が延びる。3月16日からE―5系の「はやぶさ」と連結し、当初は1日4往復便運行する。秋田新幹線は2014年春までに24編成をE―6系に更新し、さらにスピードアップする。

  「スーパーこまち」はJR東日本の最新の車両で、E―5系との連結により国内最高速の時速300`を達成、2014年春には時速320`の走行を予定している。現行の「こまち」は東京―秋田間を上り3時間49分、下り3時間50分、「スーパーこまち」は上り3時間46分、下り3時間45分で、3分から5分短縮する。盛岡│宇都宮間を現行の時速275`から300`にスピードアップすることにより、幹線部で時間を短縮する。

  東京―雫石間は上り2時間45分が同38分、下り2時間42分が同35分に、1日1往復で各7分短縮する。盛岡―秋田間の走行速度は変わらず、現在とほぼ同じ時間で結ぶ。

     
  東北をイメージした温かみのあるデザインの車内  
 
 東北をイメージした温かみのあるデザインの車内
 


  試乗会には約30人が参加。盛岡駅の構内に赤い車体が入線し、午前11時出発。矢巾町付近で時速280`、紫波町付近で時速300`に達し、最新の加速性能を見せつけた。車内は稲穂をイメージする黄金色で、水田をイメージするデザインを施した。

  参加者の盛岡市のパート荒木田純子さん(42)は「乗って6分か7分で300`になった。『こまち』に乗ったことはあるが、今までよりシートは良くなったし、時間が短くなって便利」と話した。同市の団体役員佐々木芳春さん(60)は「振動、騒音が少ないし、滑り出しが良く時速300`に加速する」と話した。

  車体の揺れを感知して振動を抑えるフルアクティブサスペンション、カーブ時に感じる遠心力を緩和する車体傾斜装置により、乗り心地を向上した。先頭のロングノーズ化やパンタグラフの改善により空気抵抗を減らし、騒音を減じた。

  JR東日本秋田支社の進藤憲二運輸部長は「E―5系との連結を考え、最新の装置を取り入れて時速300`で快適に乗ってもらいたい。1997年に秋田新幹線が開業して以来の大きなフルモデルチェンジ。盛岡、仙台のお客さんも新しい新幹線に乗って、秋田と強くつながるよう期待する」と話した。

 


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