盛岡タイムス Web News 2013年  1月  30日 (水)

       

■  地元での防衛戦に意欲 実現なら「市民として誇り」 WBC世界王者佐藤洋太選手(盛岡南高出身) 金平会長と会見

     
  次の防衛戦、盛岡での世界戦開催への意気込みを語った佐藤洋太選手  
  次の防衛戦、盛岡での世界戦開催への意気込みを語った佐藤洋太選手
 

 ボクシングWBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太選手(28)=協栄ジム、盛岡市出身‖らは29日、盛岡市内で会見した。会見で協栄ジムの金平桂一郎会長は「本人も盛岡で防衛戦をしたいと言っている。日程を見ると8、9月ころではないか」と語った。会場として市アイスアリーナ(本宮)を想定。佐藤選手は「アイスアリーナで試合ができるのは盛岡市民として誇らしい。東京や大阪では岩手の人はなかなか見に来られない。ぜひ本当のボクシングを見せたい」と意気込んだ。

  金平会長は4月下旬開催が見込まれる防衛戦は、挑戦者のスーサケット・ソールンピサイ選手(26)=タイ、同級10位=陣営がオプション(興行権)を持つと説明。「次のオプションを消化すれば、王者として会場選定もできる」と語る。

  一部報道で、挑戦者陣営が佐藤選手とのタイトルマッチを4月30日にタイ・バンコク郊外にあるシーサケット県で開催すると発表した、と伝えられている。金平会長は「1月19日に現地に渡り、相手陣営のスラチャート氏と会談した。その時は時期と相手以外はノープランで、会場については全く未定だった。今も私のところには話が来ていない」と努めて冷静に語った。

  試合前にけん制された形の佐藤選手。「日本でやりたいのはあるが、チャンピオンなのでタイに行ってもかまわない。勝つだけ」と強気の姿勢を貫く。

  タイのプロモーターはオプションを買い取らせるため、交渉を長引かせる傾向があるという。金平会長は2月初旬に日本開催のオファーを出すと宣言。条件次第ではタイでの試合開催もあり得るが、日本開催に向け交渉を続ける。日本人王者がタイ出身の挑戦者と、挑戦者の地元で防衛戦を戦うのは異例という。

  佐藤選手は昨年3月27日、スリヤン・ソー・ルンヴィサイ選手(タイ)に判定勝ちを収め世界王者を奪取。同年7月8日にはシルベスター・ロペス選手(フィリピン)、12月31日に赤穂亮選手(横浜光ジム)に勝利し、2度の防衛を達成している。佐藤選手は激動の2012年を振り返り「大みそかの防衛戦は応援をいただき、岩手県民らしく、黙って仕事をするような試合ができた。そういう県民性に誇りを持ってもらいたい」と語る。

  金平会長は「八重樫(東)選手が敗れ、岩手県出身で唯一の王者になった。防衛戦の快勝は本人の努力もあることながら、応援してくれた県民、市民の熱い支援のたまものと思っている」と感謝を語った。


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