盛岡タイムス Web News 2013年  2月  2日 (土)

       

■ 市議会議長会が要望へ 復興の“原動力”に ILCを岩手に誘致

 県市議会議長会(会長・村田芳三盛岡市議会議長)は8日、文部科学省などへ国際リニアコライダー(ILC)の東北誘致を求める要望活動を予定している。現在、候補地は北上山地と北九州地方の脊振(せふり)山地の2カ所あり、関係者によると今年5月の連休明けにも国内候補地が一本化される見通しという。誘致合戦は年度内が正念場とみられており、東日本大震災津波被災地の復興の象徴として同会も積極的に推進する考え。

  同会事務局によると、要望は同会が臨時実行運動として行う。村田会長と副会長の花巻、一関両市議会議長のほか、奥州と陸前高田両市議会議長が上京。文科省、復興庁を訪問。対応者については、ぎりぎりまで調整されるという。県選出の国会議員にも内容を伝えたい意向。

  要望内容は、震災の復興に向けては東北地方、国の総力結集が必要であり、ILCを核に国際科学技術研究圏域が復興の原動力になるとして東北地方への誘致を訴える。国には科学技術進展の世界貢献へ、ILCを国家プロジェクトとして推進し、被災地の復興・再生の立場で東北地方誘致に積極的に取り組むよう求める。

  ILCの東北地方誘致については昨年、県市長会が国に要望している。市議長会では1月に一関市で開かれた定期総会で陸前高田市議会から積極的な取り組みをするよう提案があり、同会として推進することが議決。国へ要望するため実行運動を決めた。

  村田会長は「大震災津波の復興にとって最大のイベント、大きなインパクトになる。世界からも被災国の復興につなげられるよう理解が得られるようにするべき」と述べ、国内候補地とする意義について話している。


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