盛岡タイムス Web News 2013年  2月  4日 (月)

       

■  盛岡市が住宅マスタープラン見直し 新総合計画と歩調合わせ策定

     
  青山2・3丁目アパート建て替えで新1号館整備に向け、解体中の青山3丁目地内の6号館(1月撮影)  
 
青山2・3丁目アパート建て替えで新1号館整備に向け、解体中の青山3丁目地内の6号館(1月撮影)
 

 盛岡市は、市の住宅施策の基本方針や施策の方向性を定めた住宅マスタープランを見直す。国、県の関連計画改訂を踏まえるが、市の新総合計画開始の2015年度と歩調を合わせるよう策定する。低所得者や高齢者らのセーフティーネットとしての公営住宅の確保、健全な住宅市場整備、住生活の質の向上などを図るのが狙い。

  スケジュールでは13年度に庁内検討を重ね、14年度に策定作業を本格化。計画内容は市民意見を段階ごとに計2回募るほか、外部の有識者で構成される住宅対策審議会でも審議される予定。14年内に県へ計画策定を報告、内容が公表される見通し。

  マスタープランは市総合計画、市都市計画マスタープランを上位計画として、住宅部門の専門的な計画に位置づけられる。市建設部によると、今年度内に策定される市営住宅長寿命化計画(13年度から22年度までの期間)もプランに合わせて見直しが図られるという。

  内容は1月23日の住宅対策審議会(勝部民男会長、12人)で説明された。委員からは東日本大震災津波被災地からの移住者・避難者、少子高齢化に伴う空き家の推移、高齢者の孤独死などの視点を踏まえ、プランの重要性を指摘する声が多かった。

  被災地からの避難者向けに現在市営住宅や国家公務員宿舎が提供されている。数こそ減少しているものの、入居者がいる。市内で借り上げられた民間住宅(みなし仮設)入居者は734世帯、1521人に上る。市内の空き家への入居者が出ていると話す委員もいた。

  プランでは市営住宅の数の確保も課題となる。古山裕康建設部次長は「住宅のとらえ方や数、建て替えは民間との関係で違ってくる。低所得者への供給は必要であり、高齢者のための住宅や若者の定住の視点も踏まえる必要がある」と説明した。

  現在の管理戸数は全23団地175棟、計2748戸。長寿命化計画は全戸を対象にしている。このうち昭和30年代から整備された市内最古の青山2・3丁目アパート21棟は既に今年度、建て替え事業に着手。同3丁目地内の姫が丘児童公園に隣接する3棟が新1号館整備に伴い解体されている。

  市は3月までに3棟の解体工事を完了させ、6月から建設工事を始めたい考え。現在建設に関して委託先による実施設計業務が行われている。入居者の一時移転などに配慮し、今後解体、建設工事を繰り返す。一部廃止を含め建て替え・解体事業を20年度までに完了させる考え。


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