盛岡タイムス Web News 2013年  2月  9日 (土)

       

■  雫石町民劇場「龍になった八の太郎 浮き舘」節目の10回目に熱が入るスタッフ。出演者 野菊ホールであす公演

     
  10日の公演に向け稽古に熱が入る雫石町民劇場のキャスト  
  10日の公演に向け稽古に熱が入る雫石町民劇場のキャスト
 

 第10回雫石町民劇場(同実行委員会主催)は10日、町中央公民館野菊ホールで上演される。劇題は北東北に広く伝わる八郎太郎伝説を題材にした「龍になった八の太郎 浮き舘」3幕6場。10回の節目となる公演に向け、キャスト・スタッフも舞台練習や道具作りに熱が入る。

  今年はキャスト・スタッフ合わせて約90人が携わる。キャストは台本の読み合わせなど、昨年10月下旬から練習を開始。スタッフによる劇の時代背景に合わせた着物や小道具、舞台装置作りも並行して行われた。劇を成功させようと、初回から携わるベテラン、劇初心者と全員一丸となり、本番に向けた稽古に励む。

  今回の劇は、中央政権の手が地方に及ばず、各地の村を豪族が支配していた時代が舞台。八太という若者はあることがきっかけで龍にされてしまう。龍に姿を変えてもなお八太を慕うヤノ。宿命を越えて貫き通す愛が大きなテーマの物語になっている。

  主人公の八太役を務める町職員の藤原拓也さん(30)は6回目の町民劇場出演。「下僕の八太が龍になるということで、一人で二役やらなければならないが、演技と声を分けるのが大変だった。人の心と郷土を愛する心が、みんなに伝わるように頑張りたい」と意気込む。

  初回から町民劇場に携わる会社員の袰岩雅信さん(56)は、鷹丸役として公演に臨む。「今までにない悪い役、演じていて面白い。参加してから10歳年を取ったと思うと、振り返ればあっという間の10回。お客さんに楽しんでもらうことは何回目でも変わらないが、節目なので特に気合が入る」と話した。

  10回全てで脚本を手掛ける佐々木正志委員長は「10回を数え、冬の風物詩ととらえられるようになってきた。キャストもスタッフも第10回ということを意識し、稽古、準備にも熱が入っている。ベテランが脇役をしっかり固め、素晴らしい劇になった」と来場を呼び掛ける。演出担当の原正人さんも「キャストと観客が一体となり、みんなに喜んでもらえる劇になれば」と話す。

  劇は午前の部が午前9時30分開場、同10時開演、午後の部が午後2時30分開場、同3時開演。入場料は全席自由で一般1千円(当日1200円)、高校生以下500円(同700円)。問い合わせは町中央公民館(電話692―4181)まで。


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