盛岡タイムス Web News 2013年  2月 17日 (日)

       

■ 強い大学づくりが目標 18歳人口の減少に対策 「教員の力を結集したい」 盛岡大新学長 徳田元氏に聞く 

     
  盛岡大の学長に就任した徳田元教授  
  盛岡大の学長に就任した徳田元教授  

 盛岡大学の学長に1日、同大栄養科学部の徳田元・教授(66)が就任した。1月24日の学校法人盛岡大学(太田稔理事長)理事会で決定したもので、任期は2017年3月31日まで。これからの大学のあるべき姿や目指す方向などを聞いた。18歳人口の減少への対応が不可避の重要課題で「強い盛岡大を作るのが究極の目標」と語る。
(聞き手・佐々木貴大)

−就任から半月。現在の心境は
  「就任して間がないが、想像以上に忙しい。現在は学長として初期化の段階。早く済ませて、考えていることを実行したい」

−盛岡大の強みとは何か
  「文学部には30年以上の伝統があり、教員として働いている卒業生が全国にいる。栄養科学部は4月から1期生が4年生になる。国家試験受験資格のある学部は強みである。短期大学部については、全国の短大の7割で定員割れをしているにもかかわらず、本学部は定員割れが全くない。養成した保育士、幼稚園の先生への需要が大きいためと考える」

−10年に同大に赴任。岩手での生活は
  「岩手の生活はとても気に入っている。学生のころからスキーが好き。1時間圏内に何カ所もスキー場があり、こっちに来て技術が向上したように感じる」

−今後力を入れて取り組みたい項目は
  「一番大きな目標は、18歳人口の減少に対する対策を十分に行いたい。18年以降着実に減っていくといわれている。私の任期中に、減少に対応できる強い盛岡大をつくるのが究極の目標。入試方法の再検討や高校との情報交換など、いろいろな方策を実施したい」

−学生に期待したいことは何か
  「本学の学生は非常によくあいさつができ、純朴だと思う。そういう性質は持ち続けてほしい。あとは、岩手は非常に自然に恵まれたところなので、ありがたいと思って生活してほしい。素晴らしい環境の中で人間形成をしっかりやって、社会に出て十分通用する学生に育ってほしい」

−今後の活動への意気込みを
  「田中眞紀子元文科相の大学の乱立に関する発言など、これから大学に対し厳しい環境が続く。逆風に立ち向かえる強い大学にしたい。私だけの力では全く駄目なので、教員の力を結集したい」

  【徳田元氏(とくだ・はじめ)】1974年3月名古屋大学大学院農学研究科博士課程修了。79年4月千葉大学生物活性研究所助手。95年3月東京大学分子細胞生物学研究所教授。2010年4月盛岡大学栄養科学部教授。専門分野は微生物生化学、大腸菌における各種膜輸送系の構造と機能。


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