盛岡タイムス Web News 2013年  2月 23日 (土)

       

■ 市政10年の指針示す 復興、エコノ拠点整備 盛岡市3月議会 谷藤市長が所信表明

     
  本会議場で演説する谷藤裕明市長  
 
本会議場で演説する谷藤裕明市長
 

 盛岡市議会3月定例会は22日招集され、本会議が開かれた。今年で市政のかじ取りを担って丸10年を迎える谷藤裕明市長が2013年度に向けて所信表明をした。「社会経済情勢が大きく変化する中、さらに市民福祉の向上を目指すとともに県都のリーダーとしての役割を十分果たしたい」と決意を示した。会期は3月27日までの34日間。

  谷藤市長は「広域市町村との連携を一層深めながら仙台市に次ぐ東北の拠点都市を目指す。多くの市民により築かれてきた財産と個性を生かしながら、本市の将来像『元気なまち盛岡』実現へ全力を投じる」と述べた。

  東日本大震災津波の復興に関しては「推進の取り組み方針を定めて状況に応じ多様な支援に努めてきた。被災地の皆様が希望を持って暮らしていける環境を作り出すことが重要で、今後も県都として役割を果たし、復興推進に努める」と主張。国際リニアコライダー本県誘致にも積極的な姿勢を示した。

  これらを踏まえ、総合計画と旧玉山村合併による新市建設計画の着実な推進を掲げ、行政評価システムに基づく施策別配分方式で事務事業を重点化した予算編成と施策・事業について説明した。

  重点配分施策の「観光・物産の振興」では旧岩手川の鉈屋町歴史的建造物の13年度中の完成を目指す。「地球環境への貢献」ではユートランド姫神を中心とする生出地域を循環型社会のモデルとする「エコタウン」創生を図る。

  旧競馬場跡地の環境ゾーン整備については13年度末の完成を予定。震災復興の推進に関しては、本宮5丁目地内の復興支援学生寮周辺を、新たに震災復興の推進拠点として整備する。

  施策別では▽仮称土淵児童センター整備▽通学路主体の歩道整備・JR仙北町駅自由通路エレベーター設置▽湯沢、仁王、玉山区前田地区の集会施設整備▽工業振興ビジョンに基づく企業サポーター設置等事業▽IT関連企業の共同受注体制確立などの支援―など。

  ほかに▽自然環境及び歴史的環境保全計画策定▽大慈寺地区に続く景観地区指定の検討▽中央通、八幡町各地区の再開発支援▽岩手公園開運橋線の整備による歩いて楽しむ中心市街地形成▽市道三本柳線の新規路線着手―なども掲げられた。

  「信頼される質の高い行政」では分かりやすい行政情報提供へ新たに「広報戦略指針」を策定。都市ブランドの確立でも戦略的情報発信を掲げ、組織の見直しにも着手。市民協働の推進については仮称「市民協働推進指針」策定に取り組む。

  昨年の職員逮捕事件を受け、研修や職場の服務ミーティングを通じて、法令順守や公正な職務の遂行について職員の意識改革の徹底を強調。事件の舞台となった市発注工事のチェック体制の強化に向けた組織体制を整備する考え。

  同日は星野勝利市教育委員長の教育行政推進に関するあいさつもあった。市長、教育委員長の所信表明に対する代表質問は休会をはさんで28日から始まる。一般質問は3月4日から。

 


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