盛岡タイムス Web News 2013年  3月 18日 (月)

       

■  明治天皇の玄孫竹田氏が来盛 南部家とのつながりを認識

     
  南部家の墓を背に竹田恒泰講演会実行委員会メンバーと竹田氏(中央)  
  南部家の墓を背に竹田恒泰講演会実行委員会メンバーと竹田氏(中央)
 

 明治天皇の玄孫(やしゃご)で慶応大学講師の竹田恒泰氏(37)が17日、講演会(同氏講演会実行委員会主催)のため盛岡入り。講演の前に、盛岡市北山の聖寿禅寺で南部家の墓を墓参し、旧皇族の宮家と南部家の深いつながりを改めて認識した。同委員会メンバーらと記念写真を撮りながら、郷土愛を持つ大切さなどを話していた。

  竹田氏は「旧皇族が語る天皇の日本史」(PHP新書)、「日本人がなぜ日本のことを知らないか」(同)などの著書もあり、天皇を軸とした日本の歴史や古事記などを教える必要性を提唱している。

  聖寺禅寺で墓参した竹田氏は「私の曾祖父・竹田恒久宮は、南部利祥中尉と日露戦争の時、中国で一緒に戦った。曾祖父と中尉の戦う場所が入れ替わったとき、中尉が銃で撃たれ亡くなった。私は、南部中尉は曾祖父の身代わりとなったと聞かされてきた。南部家に助けられた」と語り、深々と頭を下げていた。

  岩手に何度も来たと言う竹田氏は「日本は、国力を上げようと力を入れ始めているが、地域力を上げる必要もある。家族を愛し、郷土を愛すること。素晴らしい自然がある岩手・盛岡を愛してもらいたい。それが国を愛することに」と北山周辺を眺めながら話した。

  同実行委員会メンバーの1人、小苅米淳一岩手木鶏クラブ代表世話人は「ちゃんとした日本の歴史を学び、日本人の素晴らしさを認識すべき時期。竹田先生には、大いに頑張ってもらいたい。これからも支援したい」と言う。

  旧盛岡藩士桑田元理事長の和井内和夫氏は「竹田先生は、歴史に精通しているだけでなく、現代感覚も持っており、これからの活動に期待したい」と話していた。

  講演会は、同市大通のホテル東日本盛岡で行われた。

  竹田氏の本の読者や市民ら約500人が参加。

  演題は、「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」。BBC(英国放送協会)の世論調査では、世界の中で1番人気のある国に日本が挙げられている。

  世界45カ国を旅した竹田氏は「日本のメディアでは、世界から日本人が良く思われていない情報が流されている。そのため世界では悪いイメージが広まっている印象を受ける。しかし、実際は違う。アメリカ人、中国人が自国のパスポートを持っていても受け入れない国がある。しかし、日本の場合は、ほとんどの国で受け入れられる。世界の人々は、日本人を尊敬している」とメディアのイメージに惑わされないようにと言う。

  竹田氏は、イラク戦争前にバグダットに滞在。「イラクでは、アメリカ戦争として、戦う姿勢を示していた。私は日本が和平仲裁できると考えていたが、残念」と述べた。その上で「滞在中、バグダッドの学生から、日本の明治維新や日露戦争での勝利などを高く評価された。日本は希望の星」などと話した。


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